Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation 構築ガイド 


4.7.2 JP1/AOサーバの時刻を戻す手順

JP1/AOサーバの時刻が進んでいるため,時刻を戻す場合は,製品の再起動が必要です。

クラスタシステムの場合は,実行系サーバと待機系サーバの両方の時刻を変更してください。また,JP1/AOシステムの開始および停止手順は,マニュアルJP1/AO 運用ガイドの手順に従ってください。

JP1/AOサーバの時刻を戻すには:

  1. [タスク]画面でタスクを確認し,実行状態(実行中,応答待ち中,異常検出,停止中,長期実行中)のものがあれば,実行停止するか,停止状態になるまで待ちます。

  2. JP1/AOのサービスを停止します。

    非クラスタシステムの場合

    hcmds64srvコマンドにstopオプションを指定して実行します。

    クラスタシステムの場合

    クラスタソフトを使用してサービスをオフラインにします。

  3. JP1/AOサーバが示す現在時刻をメモに控えます。

  4. JP1/AOサーバの時刻を戻します。

  5. 手順4でメモに控えた時刻が過ぎるのを待ってから,サービスを開始します。

    非クラスタシステムの場合

    hcmds64srvコマンドにstartオプションを指定して実行します。

    クラスタシステムの場合

    クラスタソフトを使用してサービスをオンラインにします。

NTPで時刻を自動的に修正する場合,サーバの時刻が実際の時刻よりも進んだときは,サーバの時刻をさかのぼらせないで修正する機能を使用してください。NTPで時刻を自動的に修正する機能の中には,時刻のずれ幅が一定時間内であれば少しずつ時刻を修正し,一定時間を超えると時刻をさかのぼらせて修正するものがあります。時刻のずれ幅が,少しずつ修正される範囲を超えないように,時刻調整の頻度を設定してください。