2.7 文字セットマッピングファイル(charsetMapping_user.properties)
操作対象の機器で取得した文字セットの情報から,JP1/AOサーバの文字セットを設定するための定義ファイルです。
形式
指定キー名=設定値
格納先フォルダ
- 非クラスタシステムの場合
JP1/AOのインストール先フォルダ\conf\pluginまたは/opt/jp1ao/conf/plugin
- クラスタシステムの場合
共有フォルダ名\jp1ao\conf\pluginまたは共有フォルダ名/jp1ao/conf/plugin
定義の反映契機
JP1/AOの再起動
記述内容
指定キー名と設定値を1行に1つずつ指定します。指定キー名には,操作対象の機器が返した/usr/bin/locale charmapコマンドの値をそのまま設定します。「"」が含まれる場合は,「"」を付けて設定してください。設定値には,指定キー名に対応する文字セットを設定します。
設定できる文字セットは次のとおりです。
EUC-JP
eucjp
ibm-943C
ISO-8859-1
MS932
PCK
Shift_JIS
UTF-8
windows-31j
文字セットマッピングファイルを記述するときは,次の点に注意してください。
「#」で始まる行はコメント行として扱われます。
空白行は無視されます。
エンコーディングはISO8859-1です。
大文字と小文字は区別されます。
指定する文字列内に「\」が含まれる場合は,「\\」と記述する必要があります。
この場合,「\\」で1バイトとしてサイズを計算してください。
同一の指定キーをファイル内に複数指定した場合は,あとに指定したものが有効となります。
文字セットマッピングファイルに不正な設定値が設定された場合,文字セットマッピングファイルを参照する部品は,実行エラーとなります。
定義例
- 操作対象の機器がHP-UXの例
"utf8.cm" = UTF-8 "iso88591.cm" = ISO-8859-1 "SJIS.cm" = Shift_JIS "eucJP.cm" = EUC-JP