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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation 構築ガイド 


2.1 JP1/AOの環境を設定する手順

定義ファイルを編集することで,JP1/AOの環境設定を実施します。

JP1/AOの環境を設定するには:

  1. 設定内容に応じて,定義ファイルをテキストエディタで開きます。

    表2‒1 設定内容と使用する定義ファイル

    設定内容

    使用する定義ファイル

    参照先

    ログ,タスク,JP1イベントなどJP1/AOを各種設定

    ユーザー設定プロパティファイル(config_user.properties)

    2.2 ユーザー設定プロパティファイル(config_user.properties)

    コマンドを実行するhttpポートの設定

    コマンドプロパティファイル(command_user.properties)

    2.3 コマンドプロパティファイル(command_user.properties)

    メール通知機能で使用するメールのタイトルと本文を設定

    メール通知定義ファイル(mailDefinition_ja.conf,mailDefinition_en.conf,mailDefinition_zh.conf)

    2.4 メール通知定義ファイル(mailDefinition_ja.conf,mailDefinition_en.conf,mailDefinition_zh.conf)

    ユーザーのパスワード条件やロックに関する設定

    セキュリティ定義ファイル(security.conf)

    2.5 セキュリティ定義ファイル(security.conf)

    操作対象の機器との接続に使用する情報を設定

    接続先プロパティファイル(接続先名.properties)

    2.6 接続先プロパティファイル(接続先名.properties)

    操作対象の機器で取得した文字セットの情報から,JP1/AOサーバの文字セットを設定

    文字セットマッピングファイル(charsetMapping_user.properties)

    2.7 文字セットマッピングファイル(charsetMapping_user.properties)

    外部認証連携の設定

    外部認証サーバ連携コンフィグファイル(exauth.properties)

    2.8 外部認証サーバ連携コンフィグファイル(exauth.properties)

    OS起動時のJP1/AOの自動起動を有効にする設定(JP1/AOサーバがLinuxの場合)

    OSの起動スクリプト

    2.9 OS起動時のJP1/AOの自動起動を有効にする設定(Linuxの場合)

  2. 定義ファイルを編集し,上書き保存します。

  3. 必要に応じてサービスを再開したり,コマンドを実行したりして,定義ファイルに設定した内容を反映させます。

重要

定義ファイルで使用できる改行コードは,JP1/AOサーバのOSによって異なります。WindowsではCR+LF,LinuxではLFを使用します。例えば,定義ファイルをWindows環境で編集し,Linux環境に適用する場合,改行コードはLFを使用してください。