Hitachi

JP1 Version 12 IT 運用自動化 基本ガイド


1.5.3 使用するサービステンプレートの検討について(サービス設計)

JP1/AOを使用して自動化する運用手順を検討します。JP1/AOでは,運用手順を自動化するために必要な情報が定義されているサービステンプレートを提供しています。

図1‒1 自動化する運用手順と使用するサービステンプレートの検討

[図データ]

JP1/AOで自動化する場合,JP1/AO同梱版・JP1/AO Content Pack版で,さまざまな種類のサービステンプレートを使用できます。JP1/AOが提供するこれらのサービステンプレートは,各種JP1製品の設定・運用・障害対応や,仮想サーバ運用,クラウド運用などに対応しています。

次の観点で検討し,運用手順を自動化するためにどのサービステンプレートを使用するかを決定してください。

使用するサービステンプレートが決定したら,その前提条件が,IT運用を自動実行する操作対象のサーバ・ストレージなどの機器の動作環境と合っているかを確認します。サービステンプレートの前提条件については,各サービステンプレートの詳細説明画面,またはマニュアルJP1/AO サービステンプレートリファレンスの各サービステンプレートの前提条件に関する説明を参照してください。

ここで動作環境を確認した機器は,運用設計の「エージェントレス接続先へのアクセス制御」の検討時に使用します。

サービスの見直しによって使用するサービステンプレートを変更する場合,運用設計・システム設計を必要に応じて見直してください。