16.7 メッセージングサーバ設定ファイル(SdMessagingServer.ini)
メッセージングサーバの動作環境を設定します。
記述形式
[MessagingServer] HttpPort=Android端末との待ち受けポート番号 HttpAddress=Android端末の待ち受けをするIPアドレス HttpKeepConnectTime=Android端末とのComet接続維持時間 HttpClosePendingTime=Android端末からの再接続のための待機時間 HttpMaxConnection=Android端末とのComet接続の最大同時接続数 ManagePort=通信サーバとの待ち受けポート番号 ManageAddress=通信サーバの待ち受けをするIPアドレス
記述項目
メッセージングサーバ設定ファイルの記述項目と設定値を次に示します。
項目 |
説明 |
設定値 |
初期値 |
---|---|---|---|
HttpPort |
Android端末とのTCP接続のための待ち受けポート番号を設定します。 初期値を変更する場合、指定を省略したり、空文字を指定したりしたときは、ポート番号「80」で待ち受けが行われます。このため、この項目は必ず設定してください。 |
1〜65535 |
26079 |
HttpAddress |
Android端末とのTCP接続のための待ち受けをするIPアドレスを設定します。 指定を省略した場合、または空文字列を指定した場合は、ローカルコンピュータのすべてのIPアドレスに対して待ち受けが行われます。 |
IPv4アドレス |
なし |
HttpKeepConnectTime |
Android端末とのComet接続を維持する時間を秒単位で設定します。 設定された時間を超過した接続は、いったん切断され、JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスAndroidエージェント)に対して再接続されます。 |
1以上(上限値なし)(単位:秒) |
86400 |
HttpClosePendingTime |
Android端末とのComet接続が切断された際に、Android端末からの再接続を待つための待機時間を設定します。 |
0〜3600(単位:秒) |
60 |
HttpMaxConnection |
Android端末とのComet接続の最大同時接続数を設定します。 設定値を超過した接続要求は、接続後に直ちに切断されます。 |
1〜30000 |
10000 |
ManagePort |
通信サーバとのTCP接続のための待ち受けポート番号を設定します。 初期値を変更する場合、指定を省略したり、空文字を指定したりしたときは、ポート番号「9000」で待ち受けが行われます。このため、この項目は必ず設定してください。 |
1〜65535 |
26078 |
ManageAddress |
通信サーバとのTCP接続のために待ち受けをするIPアドレスを設定します。 指定を省略した場合、または空文字列を指定した場合は、ローカルコンピュータのすべてのIPアドレスに対して待ち受けが行われます。 |
IPv4アドレス |
なし |
記述例
[MessagingServer] HttpPort=26079 HttpAddress=xxx.xxx.xxx.xxx HttpKeepConnectTime=86400 HttpClosePendingTime=60 HttpMaxConnection=10000 ManagePort=26078 ManageAddress=xxx.xxx.xxx.xxx