4.10 iOS端末にアプリケーションをインストールする流れ
企業内向けに開発したiOSアプリケーションを、複数のiOS端末に一括してインストールします。
iOSアプリケーションのインストールは、iOS端末利用者の操作が必要です。また、アプリケーションの配布には、ネットワークに負荷がかかるため、事前に配布計画を立てる必要があります。
- 重要
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JP1/ITDM2 - SDMで配布できるiOSアプリケーションは、ユーザーが企業内向けに開発したアプリケーションだけです。AppStoreのiOSアプリケーションは、JP1/ITDM2 - SDMでは配布できません。
アプリケーションをインストールする流れを次に示します。
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組織のセキュリティ方針にのっとったアプリケーションを選定する
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アプリケーションの配布計画を立てる
アプリケーションのインストールを指示すると、iOS端末利用者がアプリケーションのインストールを許可したあとにアプリケーションが配布されます。多数のiOS端末から同時にアクセスされると、ネットワークの負荷が集中するため、拠点ごとに時間帯を分けるようなスケジュールを立ててください。
(例)
01:00〜02:00 拠点Aにアプリケーションのインストール指示を行う。 拠点Aは午前中にインストールを行う。 13:00〜14:00 拠点Bにアプリケーションのインストール指示を行う。 拠点Bは午後にインストールを行う。 22:00〜24:00 配布した端末からインベントリを収集する。
1回の指示で対象とするiOS端末は50台程度とし、実行後5分程度間隔を空けて実行することをお勧めします。
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配布するアプリケーションをJP1/ITDM2 - SDMに登録する
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配布するアプリケーションを通信サーバに配置する
- 重要
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正しく配置したことを確認するため、アプリケーションの配布、またはインストールを指示する前に、テスト用端末などにインストールできるかどうかを確認します。
インストールできない場合は、アプリケーション登録時のパッケージ名や通信サーバに配置したファイル名が正しいかを確認してください。
- メモ
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簡易配布の場合、この作業は不要です。
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iOS端末にアプリケーションのインストールを指示する
配布計画に従って、インストールの指示を実施してください。
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インベントリ情報を収集する
インストールの指示後、24時間を目安にインベントリ情報を収集してください。
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アプリケーションのインストール結果を確認する
アプリケーションのインストール状況は[iOSアプリケーション]画面およびsdmexportdistributestatusコマンドで確認できます。
インストール指示後、24時間経過してもインストールが完了しない場合は、インストールが失敗となります。対象のiOS端末に対して、再度インストールを指示してください。
関連項目