$DIV(除算結果の取得関数)
文字列を数値と見なして除算を実行し、その演算結果を返します。
例えば、Asset Consoleの標準のメモリやディスクサイズは、メガバイト単位で管理されていますが、ギガバイト単位で管理している情報を資産管理データベースに登録する際、単位をメガバイトに合わせる必要があります。このような場合、組み込み関数$DIVを使用して、「ギガバイト」を「メガバイト」に変換できます。
形式
返却値=$DIV(文字列,数字)
指定する値
-
返却値
演算結果を設定する変数名を指定します。結果として取得できる値の範囲は、0.0001〜999,999,999,999,999(15けた)です。
-
文字列
被除数を定数または変数で指定します。定数を指定する場合は、「'(シングルクォーテーション)」で囲みます。指定できる値の範囲は、0.0001〜999,999,999,999,999(15けた)です。
-
数字
除数を定数または変数で指定します。小数点を含む数値を定数で指定する場合は、「'(シングルクォーテーション)」で囲みます。指定できる値の範囲は、0.0001〜999,999,999,999,999(15けた)です。
終了状態
処理の終了状態とその内容を次に示します。
終了状態 |
内容 |
---|---|
NORMAL |
正常終了 |
NODATA |
次のどちらかを示す
|
ERROR |
− |
スクリプト中断 |
引数の誤り、またはそのほかのエラー |
注意事項
「文字列」、「数字」に指定できない値が記述されている場合、および演算結果が表現できる範囲外となった場合は、返却値に0が返されます。
記述例
「10÷5」を演算し、結果を出力する場合の記述例を次に示します。
[SET_VALUE] VAL1 = 10 VAL2 = $DIV(VAL1, 5) MSG = 'DIV: ' +VAL1+ ' / 5 = ' +VAL2 $ECHO(MSG)
- 実行結果
-
DIV: 10 / 5 = 2