18.2.2 コマンドでの資産管理データベースの再編成
リストアした資産管理データベースの再編成を実行するjamemb_reorganization.batの機能、形式、オプション、戻り値、コマンド実行時の注意事項および実行例について説明します。
jamemb_reorganization.batは次のフォルダに格納されています。
<Asset Consoleのインストール先フォルダ>\exe
再編成に失敗した場合は、資産管理データベースが使用できなくなります。バックアップしたデータをリストアして資産管理データベースを復旧してください。
(1) 機能
資産管理データベースを再編成します。
(2) 形式
jamemb_reorganization.bat ポート番号 ユーザID パスワード -o 結果ファイルのパス [-y]
(3) オプション
- ポート番号
-
ポート番号には、Asset Consoleのインストール時に指定したデータベース接続用のポート番号を指定してください。設定したポート番号は、<Asset Consoleのインストール先フォルダ>\aimdb\conf\embに格納されているHiRDB.iniファイルのPDNAMEPORTで確認できます。このオプションは必ず指定してください。
- ユーザID、パスワード
-
[サーバセットアップ]ダイアログの「データベース情報」の「ログインID」で指定した値を指定してください。このオプションは必ず指定してください。
- -o 結果ファイルのパス
-
実行結果を出力するファイルをフルパスで指定します。このオプションは必ず指定してください。
- -y
-
このオプションを指定すると、再編成の実行前にキー応答を待たないで実行を開始します。
このオプションを指定しないとキー応答待ちになります。このとき、実行を中止したい場合は、[Ctrl]+[C]を押してください。
(4) 戻り値
次の戻り値を返します。
戻り値 |
内容 |
---|---|
0 |
正常終了。結果ファイルを参照して再編成の詳細を確認できます。 |
11 |
オプションの書式に誤りがあります。 |
101以上 |
そのほかのエラーで終了しました。 |
(5) コマンド実行時の注意事項
-
jamemb_reorganization.batを実行する前に、Asset Consoleのサービス、コマンドおよびタスクをすべて停止してください。
Asset Consoleのサービスは次に示す順番で停止してください。
-
World Wide Web Publishing ServiceまたはWorld Wide Web Publishing
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Asset Consoleのコマンド、およびタスク
また、jamemb_reorganization.batを実行したあとにAsset Consoleを使用するときは、停止時と逆の順番でサービスを起動してください。
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Administrators権限を持つユーザでjamemb_reorganization.batを実行してください。
(6) 実行例
jamemb_reorganization.bat 31022 admin admin -o C:\temp\backup\kekka.log -y