17.3.4 トラブル発生後に制限される機能
資産管理システムでトラブルが発生した場合、資産管理サーバからメッセージの種別「E」のメッセージが出力されます。トラブルの発生によって、制限される資産管理システムの機能を次に説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 緊急・重度のシステムトラブルが発生した場合
トラブルの回復が望めない、または稼働し続けることで情報を破壊するおそれがある緊急・重度のシステムトラブルが発生した場合、資産管理システムのすべてのサービスが閉塞されます。
緊急・重度システムトラブルを次に示します。
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環境定義ファイルの設定誤りまたは読み込みエラー
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メタ定義・制御テーブル破壊の検出
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一般保護例外などのプログラム例外
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プログラムの内部エラー
(2) 緊急・重度以外のシステムトラブルが発生した場合
トラブルの回復には時間が掛かりますが、稼働を続けても情報が破壊されるおそれはない緊急・重度以外のシステムトラブルが発生した場合、トラブルが検出された実行中の処理が打ち切られます。
緊急・重度以外のシステムトラブルを次に示します。
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Webブラウザからのメッセージ形式の不正
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メッセージログ出力不可
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DBMSからデータベース接続切断
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資産管理システムと連携するプログラムで発生したトラブルの通知
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資産情報の追加、変更および削除時のアクセスエラー通知(ただし、キーとなるプロパティのデータがない場合は除く)
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プログラムの内部エラー