1.1 Asset Consoleとは
この節では、Asset Consoleの概要を説明します。
Asset Consoleは、JP1/IT Desktop Management 2を構成するコンポーネントの1つです。ネットワーク装置を含めたハードウェア情報、ソフトウェア情報、契約情報などをデータベースに一元管理することで、資産の導入、ソフトウェアのライセンス管理、機器の保守などに伴うIT資産管理業務の合理化および管理コストの低減を支援します。
JP1/IT Desktop Management 2が提供する資産管理には、次の2つの方法があります。
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Asset Consoleを使用して資産管理をする方法
Asset Consoleを使用して資産管理をします。資産情報を検索する画面のカスタマイズや案件を使用した資産管理業務の実行など、JP1/IT Desktop Management 2の操作画面を使用した資産管理よりも細やかな資産管理をしたい場合に適した方法です。
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JP1/IT Desktop Management 2の操作画面を使用して資産管理をする方法
JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの操作画面(資産画面)を使用して資産管理をします。JP1/IT Desktop Management 2で収集した情報を利用して、簡単に資産管理をしたい場合に適した方法です。
これらの2つの方法の機能差異については、「付録A Asset Consoleを使用した資産管理とJP1/IT Desktop Management 2の操作画面を使用した資産管理の機能差異」を参照してください。
このマニュアルでは、Asset Consoleを使用した資産管理について説明します。
なお、Asset Consoleを使用した資産管理と、JP1/IT Desktop Management 2の操作画面を使用した資産管理は、併用できません。資産情報の整合性を保持するため、JP1/IT Desktop Management 2のシステム構築時に、資産管理にAsset Consoleを使用するかどうかを選択する必要があります。また、資産管理方法を変更する場合は、システムを再構築する必要があります。