1.2.1 JP1/IT Desktop Management 2 - Managerをインストールする
- 〈この項の構成〉
(1) サーバにJP1/IT Desktop Management 2 - Managerをインストールする
JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのインストールは、ウィザードに沿って進めます。
- メモ
-
サーバへのJP1/IT Desktop Management 2 - Managerのインストールは、コンピュータの性能によって異なりますが、数時間かかることがあります。これは、資産・配布管理 基本ガイドで選択するインストール方法(簡単インストール)を実行すると、自動的にデータベースが作成されるためです。インストールにかかる時間を考慮して、インストールを実行してください。
操作手順
-
管理用サーバとするサーバに、管理者権限でログオンします。
-
CD/DVDドライブに、製品の提供媒体をセットします。
[日立総合インストーラ]ダイアログが表示されます。
- [日立総合インストーラ]ダイアログが表示されない場合
-
提供媒体に格納されているHCD_INST.EXEファイルをダブルクリックしてください。[日立総合インストーラ]ダイアログが表示されます。
-
[JP1/IT Desktop Management 2 - Manager]を選択して、[インストール実行]ボタンをクリックします。
インストールの開始を確認するメッセージが表示されます。
-
[OK]ボタンをクリックします。
インストールウィザードが表示されます。
-
[次へ]ボタンをクリックします。
[使用許諾契約]画面に遷移します。
-
使用許諾契約を最後まで確認します。
-
[使用許諾契約の条項に同意します]を選択します。
-
[次へ]ボタンをクリックします。
[インストールタイプ]画面に遷移します。
-
[次へ]ボタンをクリックします。
インストールタイプとして[簡単インストール]が選択されて、セットアップがデフォルトの設定で自動的に処理されます。その後、[インストール先のフォルダ]画面に遷移します。
- メモ
-
自動的に処理されるセットアップの詳細については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド」の「セットアップ時のパラメーター」の説明を参照してください。
-
[次へ]ボタンをクリックします。
[データベースの設定]画面に遷移します。
- インストール先のディスクに十分な空き容量がない場合
-
表示されたフォルダがあるディスクに、次に示す空き容量がない場合、[変更]ボタンをクリックして、インストール先のフォルダを変更してください。
・JP1/IT Desktop Management 2 - Managerをインストールするフォルダ:2.9GB以上
・データベースを作成するフォルダ:20.0GB以上
-
パスワードを設定して、[次へ]ボタンをクリックします。
[プログラムをインストールする準備ができました]画面に遷移し、インストールを開始するための情報が表示されます。[インストールするコンポーネント]には、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのインストールに必要なRemote Install Managerも表示されます。
-
[インストール]ボタンをクリックします。
インストールが開始されて、[JP1/IT Desktop Management 2 - Managerをインストールしています]画面に遷移します。
-
しばらく待ちます。
インストールが完了すると、[インストールウィザードを完了しました。]画面に遷移します。
-
[ログイン画面を表示する]のチェックを外します。
資産・配布管理 基本ガイドでは、操作中のサーバではなく、管理者のコンピュータからログインします。
-
[完了]ボタンをクリックします。
画面に再起動の指示が出たら、表示に従って再起動してください。
-
[日立総合インストーラ]ダイアログの[終了]ボタンをクリックします。
[日立総合インストーラ]ダイアログが閉じて、インストーラの終了を確認するダイアログが表示されます。
-
[OK]ボタンをクリックします。
ダイアログが閉じます。
-
提供媒体を取り出します。
- メモ
-
管理用サーバのIPアドレスとホスト名をこのタイミングで確認して、記録しておくと便利です。JP1/IT Desktop Management 2の設定時やログイン時に、ここで記録した情報を使います。
次の作業
これで、サーバへのJP1/IT Desktop Management 2 - Managerのインストールが完了しました。JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのインストールが完了したサーバは、「管理用サーバ」と呼びます。次の手順では、管理者のコンピュータにリモートインストールマネージャ(Remote Install Manager)をインストールします。リモートインストールマネージャは、ファイルを配布するときに使用します。
(2) 管理者のコンピュータにRemote Install Managerをインストールする
Remote Install Managerのインストールも、ウィザードに沿って進めます。JP1/IT Desktop Management 2 - Operations Directorの場合、この手順は不要です。「1.2.1(3) JP1/IT Desktop Management 2の製品ライセンスを登録する」に進んでください。
操作手順
-
管理者のコンピュータに管理者の権限でログオンします。
-
CD/DVDドライブに、製品の提供媒体をセットします。
-
[日立総合インストーラ]ダイアログで[JP1/IT Desktop Management 2 - Manager]を選択して、[インストール実行]ボタンをクリックします。
-
[OK]ボタンをクリックします。
-
[次へ]ボタンをクリックします。
-
使用許諾契約を最後まで確認します。
-
[使用許諾契約の条項に同意します]を選択します。
-
[次へ]ボタンをクリックします。
[インストールタイプ]画面に遷移します。
-
[カスタムインストール]を選択して[次へ]ボタンをクリックします。
[ユーザー登録]画面に遷移します。
-
ユーザー名と所属する会社名を入力して、[次へ]ボタンをクリックします。
[インストール先のフォルダ]画面に遷移します。
-
[次へ]ボタンをクリックします。
[カスタムインストール]画面に遷移します。
-
[Manager]の左にあるアイコンをクリックして、[この機能を使用できないようにします]を選択します。
JP1/IT Desktop Management 2 - Managerがインストールの対象外になります。
-
[Remote Install Manager]の左にあるアイコンをクリックして、[この機能、およびすべてのサブ機能をローカルのハードディスク ドライブにインストールします。]を選択します。
Remote Install Managerがインストール対象になります。
-
[次へ]ボタンをクリックします。
[プログラムをインストールする準備ができました]画面に遷移します。
-
[インストール]ボタンをクリックします。
インストールが開始されて、画面が遷移します。
-
しばらく待ちます。
インストールが完了すると、[インストールウィザードを完了しました。]画面に遷移します。
-
[完了]ボタンをクリックします。
画面に再起動の指示が出たら、表示に従って再起動してください。
-
[日立総合インストーラ]ダイアログの[終了]ボタンをクリックします。
-
[OK]ボタンをクリックします。
-
提供媒体を取り出します。
次の作業
これで、管理者のコンピュータへのRemote Install Managerのインストールが完了しました。次の手順では、管理者のコンピュータからJP1/IT Desktop Management 2の製品ライセンスを登録します。
(3) JP1/IT Desktop Management 2の製品ライセンスを登録する
管理者のコンピュータでログイン画面を表示させて、購入した製品ライセンスを登録します。
操作手順
-
CD/DVDドライブに、「日立ライセンスファイル」と書かれたCD-ROMをセットします。
-
「1.2.1(1) サーバにJP1/IT Desktop Management 2 - Managerをインストールする」で記録した管理用サーバの情報を下記にあてはめて、WebブラウザのアドレスバーにURLとして入力します。
http://管理用サーバのIPアドレスまたはホスト名:31080/jp1itdm/jp1itdm.jsp
- ヒント
-
この手順で入力したURLをInternet Explorerの[お気に入り]に追加しておくと、次回ログイン画面を表示させる際にURLの入力を省くことができます。
- ログイン画面が正しく表示されない場合
-
次の原因が考えられます。説明に従って対策してください。
・URLに誤りがある:入力したURLを確認してください。入力した URLの一部にホスト名を使用している場合は、ホスト名が解決できるかを確認してください。
・ネットワークの状態に問題がある:Webブラウザに表示されているエラーの内容を確認して、操作中のコンピュータと、管理用サーバとの間のネットワークの状態に問題がないかどうかを調査してください。
-
[ライセンス]ボタンをクリックします。
[製品ライセンス情報]画面が表示されます。
- エラーが表示される場合
-
Internet Explorerで次に示す操作をすると、エラーを回避できることがあります。
1.インターネットオプションを選択して、セキュリティの画面を表示させます。
2.次のURLを信頼済みのサイトに追加します。
http://管理用サーバのIPアドレスまたはホスト名
3.Internet Explorerを起動し直します。
-
[ライセンスを登録]ボタンをクリックします。
ライセンスキーファイルを選択する画面が表示されます。
-
手順1でセットしたCD-ROMに保存されている、ライセンスキーファイル(拡張子が「xml」のファイル)を選択して開きます。
ライセンス登録の完了を通知するダイアログが表示されます。
- ヒント
-
ライセンスキーファイルは、管理用サーバをリプレースする際にも必要となりますので、必ず保管しておいてください。
詳細については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド」の「管理用サーバをリプレースする」の説明を参照してください。
-
[OK]ボタンをクリックします。
ライセンス登録の操作が完了しました。次の手順では、正しく登録されているかどうかを確認します。
-
ログイン画面で[ライセンス]ボタンをクリックします。
[製品ライセンス情報]画面が表示されます。
-
[製品ライセンス情報]画面に表示されている[ライセンス保有数]の値と、ソフトウェア使用許諾契約書に記載されている「ライセンス許諾数合計」欄の値とが一致しているかどうかを確認します。
- ヒント
-
製品ライセンスを追加購入している場合は、追加購入した際に送付されたソフトウェア使用許諾契約書に記載されている、「ライセンス許諾数合計」欄の値を足した値でご確認ください。
-
[閉じる]ボタンをクリックします。
[製品ライセンス情報]画面が閉じて、ログイン画面が表示されます。
次の作業
これで、JP1/IT Desktop Management 2の製品ライセンスを正しく登録できました。次の手順では、JP1/IT Desktop Management 2の操作画面にログインします。
(4) 操作画面にログインする
JP1/IT Desktop Management 2の操作画面にログインします。ログインしたあとは、パスワードを変更します。
操作手順
-
[ユーザーID]と[パスワード]を入力します。
-
[ユーザーID]:system
-
[パスワード]:manager
- メモ
-
このパスワードは、初回のログインだけに使用できる文字列です。
-
-
[ログイン]ボタンをクリックします。
[パスワードの変更]ダイアログが表示されます。
- メモ
-
[次回からユーザーIDの入力を省略する]をチェックしておくと、次回からのログイン時にユーザーIDを入力する必要がないため便利です。
-
新しいパスワードを入力します。
- ヒント
-
次に示すような強力なパスワードを入力することをお勧めします。これは、より安全にセキュリティ管理をするためです。
-
大文字、小文字、数字、記号の組み合わせである
-
連続した文字列(12345など)ではない
-
自分や親しい人の名前、誕生日や辞書に掲載されている単語ではない
-
-
[OK]ボタンをクリックします。
パスワードの変更完了を通知するダイアログが表示されます。
-
[OK]ボタンをクリックします。
ホーム画面が表示されます。
- メモ
-
資産・配布管理 基本ガイドの操作では、始めましょう画面を使用しません。
始めましょう画面を次回以降のログイン時に表示したくない場合は、始めましょう画面の下にある[次回からこのメッセージを表示しない。]をチェックしたあと、右上の[×]をクリックして画面を閉じてください。
始めましょう画面を再表示したい場合は、[表示]−[表示設定の初期化]を選択してください。
次の作業
これで、JP1/IT Desktop Management 2の操作画面へのログインが完了しました。次の手順では、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentをインストールします。