ZTC_Asyn_trans_Ex()−伝送要求を登録する(非同期型)−
形式
#include "ztc.h" int ZTC_Asyn_trans_Ex(struct ztc_tran_reqdata_t *reqdata, int *trans_fd);
機能
伝送要求を登録します。伝送の終了を待ちません。終了結果は,ZTC_Even_Ex()で取得します。
引数
reqdata
伝送登録情報格納用構造体のアドレスを指定します。
trans_fd
非同期伝送ディスクリプターを格納するための領域へのポインターです。
戻り値
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ZTC_SUCCESS:正常終了(0)
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その他の番号:「付録D エラー番号一覧」参照。
注意事項
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ZTC_Asyn_trans_Ex() を使用する際は,必ずZTC_Even_Ex() を使用して伝送を終了してください。
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ZTC_Asyn_trans_Ex()を発行後,ZTC_Even()を使用した場合は,ZTC_ERR_SYSCALL(63)が返ります。
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0件データの扱いがNG指定の場合,伝送登録情報格納用構造体で0件ファイルのファイルラベル名を指定すると,それ以降に指定したファイルラベル名のデータは伝送されません。
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ZTC_Asyn_trans_Ex() の戻り値としてZTC_ERR_COMMAND_REQ_OVER(254) が返ってきた場合は,伝送要求を複数同時に受け付けたためサーバがビジー状態になっているか,サーバが停止しているためにZTC_Asyn_trans_Ex() による伝送要求が受け付けられなかったことを示しています。ZTC_ERR_COMMAND_REQ_OVER(254) が返ってきた場合は,サーバが停止しているかどうかを調査し,停止している場合はシステム管理者に連絡してください。
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再送要求を実行する場合は,伝送登録情報格納用構造体には1つのファイルラベル名しか指定できません。また,ファイル送受信モードが受信モードであるファイルラベル名しか指定できません。
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サイクル管理をしているファイルの再送の場合は,必ず伝送済みのサイクル番号を指定してください。
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サイクル管理をしているファイルの再送の場合,伝送登録情報格納用構造体にはファイルラベル名は1個しか指定できません。また,サイクル管理をすると定義しているファイルラベル名しか指定できません。
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再送電文送信モードを指定しているファイルラベルに対して,伝送情報定義の一部を変更して伝送要求を登録した場合,登録自体はエラーになりませんが再送電文送信モードは使用できません。
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伝送情報定義の一部を変更して伝送要求を登録する場合は,伝送登録情報格納用構造体には1つのファイルラベル名しか指定できません。