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JP1 Version 11 JP1/File Transmission Server -全銀TCP


2.3.3 動作環境を設定する

OSの環境変数で,JP1/全銀TCPの環境設定の一部を定義できます。環境変数が設定された環境から,伝送サーバを起動すれば,設定内容が有効になります。なお,自動起動時に設定する場合は,自動起動スクリプト内で環境変数を定義してください。

〈この項の構成〉

(1) 設定できる環境変数

設定できる環境変数を次の表に示します。

表2‒1 環境変数一覧

環境変数名

設定内容

ZTC_MAX_RECORD_INF_NUM

履歴情報ファイルに格納する履歴情報レコード数を設定できます。

レコード数:

指定したレコード数までが格納されます。9〜4,500,000の範囲で指定してください。

指定なし:

10,000レコードまでが格納されます。

注※

  • 伝送サーバを起動したあとに環境変数を設定しても,設定内容は有効になりません。

  • 1レコードのサイズは,HP-UX,AIXの場合は456バイト,Linuxの場合は464バイトです。

  • 正常終了の場合,1伝送につき,一次局では8レコード,二次局では7レコードを使用します。伝送途中に圧縮のネゴシエーション処理で警告が発生した場合,最大9レコードを使用する場合があります。

  • 指定されたレコード数が不正な値の場合,デフォルト値を仮定します。

(2) 定義例

履歴情報ファイルに格納する履歴情報レコード数を20,000レコードにする例を次に示します。

(cshの場合)
>setenv ZTC_MAX_RECORD_INF_NUM 20000
>ztstart
(shの場合)
>ZTC_MAX_RECORD_INF_NUM=20000
>export ZTC_MAX_RECORD_INF_NUM
>ztstart