2.3.3 動作環境を設定する
OSの環境変数で,JP1/全銀TCPの環境設定の一部を定義できます。環境変数が設定された環境から,伝送サーバを起動すれば,設定内容が有効になります。なお,自動起動時に設定する場合は,自動起動スクリプト内で環境変数を定義してください。
- 〈この項の構成〉
(1) 設定できる環境変数
設定できる環境変数を次の表に示します。
|
環境変数名 |
設定内容 |
値 |
|---|---|---|
|
ZTC_MAX_RECORD_INF_NUM※ |
履歴情報ファイルに格納する履歴情報レコード数を設定できます。 |
|
注※
-
伝送サーバを起動したあとに環境変数を設定しても,設定内容は有効になりません。
-
1レコードのサイズは,HP-UX,AIXの場合は456バイト,Linuxの場合は464バイトです。
-
正常終了の場合,1伝送につき,一次局では8レコード,二次局では7レコードを使用します。伝送途中に圧縮のネゴシエーション処理で警告が発生した場合,最大9レコードを使用する場合があります。
-
指定されたレコード数が不正な値の場合,デフォルト値を仮定します。
(2) 定義例
履歴情報ファイルに格納する履歴情報レコード数を20,000レコードにする例を次に示します。
- (cshの場合)
>setenv ZTC_MAX_RECORD_INF_NUM 20000 >ztstart
- (shの場合)
>ZTC_MAX_RECORD_INF_NUM=20000 >export ZTC_MAX_RECORD_INF_NUM >ztstart