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JP1 Version 11 JP1/File Transmission Server -全銀TCP


1.2.1 ファイル伝送機能

JP1/全銀TCPでは,ファイル伝送の相手局や伝送ファイルなどの情報を伝送情報としてあらかじめ定義しておきます。一次局としてのファイル伝送は,コマンドで伝送要求を登録することで実行できます。二次局としてのファイル伝送は,相手局からの伝送要求を全銀協手順(TCP/IP)が定めるポート番号5020で受け付けることで実行できます。JP1/全銀TCPでは,登録された伝送要求に対し,ファイル伝送時に通し番号(通番)を与え,この通番によって伝送要求を取り消したり,伝送後の履歴情報を参照したりできます。通番は,「局種別(1:一次局,または2:二次局)+ 1月1日からの通算日(3桁)+ その日の伝送番号(5桁)」で構成される9桁の数字で表されます。その日に実行できる伝送要求の数は,一次局,二次局共に99,999回です。