3.7.2 定義情報を復元する
保存した定義情報を復元します。定義情報の復元は,[定義情報の保存・復元]ダイアログボックス,またはコマンドで実行します。
また,定義情報の復元形式は,次の2つから選択できます。
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元の情報を削除しない
復元先の元の定義情報を削除しないで,定義ファイルを復元します。
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元の情報を削除する
復元先の元の定義情報を削除して,定義ファイルを復元します。
- 復元中に障害が発生した場合
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復元中に障害が発生した場合,定義情報は復元されません。[元の情報を削除する]を指定する前に,元の情報を保存しておくことをお勧めします。
- 環境定義復元時の履歴情報ディレクトリについて
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環境定義に指定されている履歴情報ディレクトリは,自動で作成されません。履歴情報ディレクトリがデフォルト以外の場合は,一度定義ユティリティで環境定義を更新してください。ディレクトリがないとJP1/FTPの各種サービスが起動できません。
(1) [定義情報の保存・復元]ダイアログボックスで実行する
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[定義情報の保存・復元]ダイアログボックスで[復元]をクリックする。
復元するファイルを指定するダイアログボックスが表示されます。
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復元するファイルを指定し,[開く]をクリックする。
[復元する定義情報の選択]ダイアログボックスが表示されます。
図3‒21 [復元する情報の選択]ダイアログボックス -
復元する定義情報を選択し,選択した情報の復元の方法を指定する。
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[OK]をクリックする。
メッセージが表示されます。
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[OK]をクリックする。
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[定義情報の保存・復元]ダイアログボックスで[閉じる]をクリックする。
[復元する情報の選択]ダイアログボックスの各設定項目を次の表に示します。
(2) ftsloadコマンドで実行する
保存した定義情報を復元するコマンドの例を,次に示します。
すべての定義情報(環境情報,ログインユーザ情報,自動起動プログラム情報,伝送情報)を,元の情報を削除しないで復元します。復元する定義情報を指定したり,元の情報を削除して復元したりすることもできます。
ftsloadコマンドについては,「6. コマンド」の「ftsload−定義情報の復元−」を参照してください。