9.3.3 aliasコマンド(エイリアスを定義する)
形式
alias [-p|-x|+p|+x][name[=value]...]
機能
エイリアスを定義または定義されているエイリアスを標準出力に出力します。引数を1つも指定しなかった場合は,現在定義されているエイリアスの名称と値を出力します。
引数
- -p
定義済みのエイリアスを,「alias エイリアス名=値」の書式で出力します。
- -x|+x
エクスポートされたエイリアスを定義または出力します。
- +p
定義済みのエイリアスを,「alias エイリアス名」の書式で出力します。
- name
定義または出力するエイリアス名を指定します。エイリアスを出力する場合は,定義されているエイリアス名をnameに指定します。
- value
nameに指定されたエイリアス名に設定する内容を指定します。エイリアスを定義する場合は,「エイリアス名=値」の書式で指定します。
終了コード
終了コード |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了 |
1 |
エラー終了
|
注意事項
この正規組み込みコマンドは,コマンドの構文を誤ってもコマンドを実行しているシェルは終了しません。
使用例
定義されているエイリアス(functions)を出力します。
ジョブ定義スクリプトの内容
alias functions='typeset -f' alias functions
実行ジョブのSTDOUTファイルの内容
******** 実行ジョブのSTDOUTファイルの内容 ******** functions='typeset -f'