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JP1 Version 11 JP1/Advanced Shell 


8.3.12 adshmdctlコマンド(ユーザー応答機能管理デーモンを起動および停止する)【UNIX限定】

形式

adshmdctl [-h 論理ホスト名]
          {start [reuse]|stop|status|conftest [環境ファイル名]|help}

機能

ユーザー応答機能管理デーモンを起動または停止します。ユーザー応答機能管理デーモンは,ユーザー応答機能のための共有メモリを管理します。

ユーザー応答機能の応答要求メッセージの情報は共有メモリに格納され,通常はユーザー応答機能管理デーモン停止時に解放されます。ユーザー応答機能管理デーモンが障害によって共有メモリを解放しないまま終了した場合は,このコマンドを次の手順で実行して共有メモリを解放してください。

  1. このコマンドにstart reuseオプションを指定して実行する

  2. このコマンドにstopオプションを指定して実行し,ユーザー応答機能管理デーモンを停止する

引数

-h 論理ホスト名 〜<論理ホスト名>((1〜255バイト))

論理ホスト環境で運用している場合に,このコマンドを実行させる論理ホスト名を指定します。

論理ホスト名の長さは63バイト以下を推奨します。63バイトを超える名称を指定すると,動作しないことがあります。

論理ホスト名の指定を省略すると,その次に指定されたオプションが引数として扱われます。

start [reuse]

ユーザー応答機能管理デーモンを起動します。

reuseを指定すると,ユーザー応答機能の応答要求メッセージの情報をそのまま使用します。

ユーザー応答機能の応答要求メッセージの情報は共有メモリに格納され,通常はユーザー応答機能管理デーモンの停止時に解放されます。ユーザー応答機能管理デーモンが何らかの障害で共有メモリを解放しないで終了した場合,reuseオプションを指定して起動したあと,adshmdctlコマンドにstopオプションを指定して終了することで,共有メモリを解放します。

stop

ユーザー応答機能管理デーモンを停止します。

未応答の応答要求メッセージがある場合,応答はキャンセルされます。

status

ユーザー応答機能管理デーモンの動作状態を次の終了コードで返します。

  • ユーザー応答機能管理デーモンが動作している場合:0

  • ユーザー応答機能管理デーモンが動作していない場合:1

conftest [環境ファイル名

指定した環境ファイルのパラメーターをチェックします。結果は標準出力に出力します。

環境ファイル名の指定を省略すると,システム環境ファイルが参照されます。

help

adshmdctlコマンドのヘルプを表示します。

終了コード

終了コード

意味

0

正常終了

0以外

エラー終了

注意事項