Hitachi

JP1 Version 11 JP1/Advanced Shell 


7.3.18 exportパラメーター(環境変数を定義する)

形式

export 環境変数名=環境変数値

機能

ジョブ定義スクリプトの実行時に有効としたい環境変数を定義します。

引数

環境変数名 〜<環境変数名>((1〜255バイト))

設定する環境変数名を指定します。

Windowsの場合,環境変数の名前は,環境設定パラメーターVAR_ENV_NAME_LOWERCASEにDISABLEを指定すると,大文字のシェル変数名として取り込まれます。

環境変数値 〜<任意文字列>((0~1行に記述できるまで))

環境変数に設定する値を指定します。

環境変数値にスペースを含む場合などは,ダブルクォーテーション("),シングルクォーテーション(')で囲むか,またはエスケープ文字(\)を使用してスペースをエスケープすることで指定できます。ダブルクォーテーション(")で囲まれた文字列に「\」を指定すると,その後ろに指定された文字に関係なく,すべてエスケープ文字として扱われます。そのため,ダブルクォーテーション(")で囲まれた文字列に「\」を指定する場合は,「\\」と指定してください。

任意文字列中に${PATH}を記述することで,その時点のPATH環境変数値を挿入できます。挿入したい個所に次の形式で指定します。

export 環境変数名=[任意文字列]${PATH}[任意文字列]

${PATH}によるPATH環境変数値は,ダブルクォーテーション("),シングルクォーテーション('),またはエスケープ文字(\)の指定に関係なく,そのまま挿入されます。PATH環境変数値が挿入された結果の文字列全体に対してダブルクォーテーション("),シングルクォーテーション('),またはエスケープ文字(\)の指定が有効になり,最終的に環境変数に値が設定されます。

WindowsのPATH環境変数を定義する場合などは,PATH環境変数値が挿入された結果の空白や\が正しく解釈されるよう,シングルクォーテーション(')で囲んでください。

注意事項

使用例