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JP1 Version 11 JP1/Advanced Shell 


6.1.1 GUIでのデバッグ【Windows限定】

JP1/Advanced ShellエディタからGUI操作でデバッグできます。

デバッグの実行の概要について次の図に示します。

図6‒1 デバッグの実行の概要(GUIの場合)

[図データ]

  1. エディタからジョブ定義スクリプトをデバッグします。

  2. ブレークポイントを設定します。

  3. ジョブ定義スクリプトを実行するとブレークポイントで停止します。

  4. デバッグを中止します。

〈この項の構成〉

(1) 出力

デバッグ実行時,ジョブ定義スクリプトを対話的に実行するため,標準出力および標準エラー出力は実行に合わせてコンソールにタイムリーに表示されます。通常実行時のように実行終了後に出力しません。ただし,エラーメッセージはエラーウィンドウにも表示されます。エラーウィンドウについては,「4.7.5 メッセージ出力ウィンドウ」を参照してください。また,スプールジョブディレクトリには標準出力および標準エラー出力のファイルを作成しません。

通常実行時はジョブ定義スクリプト完了後にジョブ実行ログを標準エラー出力に出力していますが,デバッグ実行時は実行に合わせてジョブ実行ログ相当の情報を標準エラー出力に出力しています。

(2) 情報の初期化

ジョブ定義スクリプトを一度実行したあとに,再びジョブ定義スクリプトを実行すると,前の実行で設定したシェル変数および環境変数の情報が初期化されます。

(3) スプール

ジョブ定義スクリプトをデバッグ実行するたびにスプールジョブフォルダを作成し,次のファイルを格納します。

(4) 注意事項

「[[条件式]]」で条件判定を行った場合,実行結果のメッセージに含まれるE-Timeに,デバッガの処理時間が含まれることがあります。