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JP1 Version 11 JP1/Advanced Shell 


5.8.9 シェル標準コマンドによるジョブの中断

シェル標準コマンドを実行した場合,シェル標準コマンドの種類およびシェル標準コマンドの実行結果によって,ジョブの実行を中断することがあります。この場合,KNAX6584-Iメッセージを出力して,後続ジョブステップおよび後続ジョブ定義スクリプトを実行しません。run属性がabnormalまたはalwaysのジョブステップについても実行しません。

また,この場合,実行したコマンドに対しては,#-adsh_rc_ignoreコマンドの指定および#-adsh_step_startコマンドのsuccessRC属性の指定は有効になりません。

〈この項の構成〉

(1) ジョブ定義スクリプトを即時終了するコマンドの実行

ジョブ定義スクリプトを即時終了するシェル標準コマンドを実行した場合,ジョブの実行を中断します。ジョブ定義スクリプトを即時終了するコマンドを次に示します。

注※

次の場合は終了しません。

  • 関数内で実行した場合

  • 外部スクリプト内で実行した場合

(2) 続行できないエラーの発生

シェル標準コマンドを実行した場合,文法エラーなどジョブ定義スクリプト自体が正常に動作しないエラーが発生する場合があります。この場合,ジョブの実行を中断します。文法エラーが発生する例を次に示します。

注※

次の場合,ジョブの実行は中断されません。

  • 関数内で実行した場合

  • 外部スクリプト内で実行した場合