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JP1 Version 11 ョブ管理 基本ガイド(スクリプト言語編)


2.2 環境変数を設定する

JP1/Advanced Shellで使用できる環境変数を次の表に示します。

注意事項

JP1/Advanced Shellでは,名称がADSHから始まるシェル変数・環境変数を設定・参照しています。このため,このマニュアルに記載されている使用目的以外では,名称がADSHから始まるシェル変数・環境変数は使用しないでください。

表2‒6 JP1/Advanced Shellで使用できる環境変数

環境変数名

設定する内容

値が自動的に設定される場合の設定時期

値の設定可否

ADSH_ENV

ジョブ環境ファイルのファイル名。

カスタムジョブで起動した場合のジョブ開始時

ADSH_JOBRC_FATAL

構文エラーなど,ジョブを続行できない致命的なエラーが発生した場合のジョブの終了コード。

設定方法については「(1) 環境変数ADSH_JOBRC_FATAL(ジョブ続行不可エラー発生時の終了コードを設定する)」を参照してください。

(自動的には設定されない)

AJS_BJEX_STOP

JP1/AJSからの強制終了で使用するインターフェース。PCジョブやUNIXジョブでJP1/Advanced Shellのバッチジョブを定義する場合は,この環境変数を定義する必要がある。OSの設定で定義するのではなく,PCジョブやUNIXジョブの定義で定義すること。

カスタムジョブで起動した場合のジョブ開始時

可(TERMだけ設定可能)

注※

ョブ定義スクリプトファイルや環境ファイルで設定した場合,その指定は,ジョブ定義スクリプトから起動する子孫ジョブやルートジョブにだけ有効となります。

環境変数の詳細については,マニュアル「JP1/Advanced Shell」の「環境変数を設定する」の説明を参照してください。

〈この節の構成〉