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JP1 Version 11 JP1/Automatic Job Management System 3 - Definition Assistant


2.2.2 単独定義機能

単独定義機能とは,1ユニットごとにマネージャーホストの定義情報を作成する機能です。階層構造を意識しないでユニットを定義し,エクスポートする場合に向いています。

単独定義機能は,一括定義機能のように特定の定義先ユニットの下に限らず,複数の定義先ユニットの下にユニットの追加・再作成を定義したい場合に有効です。

単独定義による定義情報のエクスポートの様子を次の図に示します。

図2‒4 単独定義によるエクスポート

[図データ]

単独定義では,位置情報を指定しても無効になります。エクスポートを実行すると,アイコンはJP1/AJS3 - View上のランダムな位置に表示されます。

すでにエクスポート先に同一名称のユニットがある場合,定義情報は上書き更新されます。上書き更新される場合,JP1/AJS3 - View上の表示位置は変更されません。ただし,エクスポート前の下位ユニットの定義情報は削除されます。新たに単独定義で下位ユニットを定義している場合は,下位ユニットの定義情報がその内容に置き換わります。そのとき下位ユニットの位置情報は有効になりません。

単独定義実行時の定義情報管理テンプレートを次の図に示します。

図2‒5 単独定義実行時の定義情報管理テンプレート

[図データ]

ユニット共通定義情報の「先行」に指定したユニットがすでにJP1/AJS上にあるときに,エクスポートの単独機能を使用して実行した場合,先行ユニットを指定した状態でエクスポートできます。「先行」に指定したユニットがJP1/AJS上にない状態で単独機能を使用したエクスポートを実行すると,エラーになります。