2.1.1 メール受信の概要
(1) メール受信の概要(Windowsの場合)
Windowsの場合,メール受信監視ジョブは,Outlookを経由してメールを受信することが必須です。受信したメールはOutlookの受信トレイに格納されます。
メール受信監視ジョブは,Outlookの受信トレイの未開封の受信メールを参照し,ジョブに定義された条件と合致するメールを検出するまで判定を行います。そのため,JP1/AJS3を起動していない状態でも,Outlookがメールサーバから正常にメールを受信できるようになっている必要があります。
Windowsでのメール受信の概要を次の図に示します。
なお,Outlookの受信トレイに,条件と合致しない未開封のメールが多く存在すると,判定に時間が掛かる場合があります。Outlookの受信トレイには未開封の受信メールを多く存在させないように運用してください。
(2) メール受信の概要(UNIXの場合)
UNIXの場合,メール受信監視ジョブは,sendmailを経由してメールを受信します。そのため,JP1/AJS3を起動していない状態でも,sendmailがメールサーバから正常にメールを受信できるようになっている必要があります。受信したメールは,内部メールファイルに保存されます。
メール受信監視ジョブは,内部メールファイルを参照し,条件判定を行います。
UNIXでのメール受信の概要を次の図に示します。
内部メールファイルについては,「2.1.2 メール受信時の動作の概要」を参照してください。