12.4.37 [詳細定義−[ローカル電源制御]]ダイアログボックス
[詳細定義−[ローカル電源制御]]ダイアログボックスでは,ローカル電源制御の詳細を定義します。
このダイアログボックスには,共通する表示項目と次のタブがあります。
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[定義]タブ
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[属性]タブ
- 〈この項の構成〉
(1) 共通する表示項目
共通する表示項目を次の図に示します。
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共通する表示項目について説明します。
- [ユニット名]
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ユニット名を30バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは「ローカル電源制御」です。
- [コメント]
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ユニットのコメントを80バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。
- [実行エージェント]
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ローカル電源制御を実行させたい実行エージェント名,または実行エージェントグループ名を255バイト以内の文字列で指定します。また,接続先のJP1/AJS3 - Managerのバージョンが09-50以降かつ[実行先サービス]が[標準]の場合は,マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
この項目は,次のどちらかに該当する場合,テキストボックスで表示されます。
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JP1/AJS - Viewまたは接続先のJP1/AJS - Managerのバージョンが09-50より前
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リモートジョブネット配下のユニットの定義
上記以外の場合,コンボボックスで表示され,その中から選択できます。コンボボックスに直接入力することもできます。コンボボックスに表示されるリストの内容は,実行エージェントプロファイルの有効/無効,および実行エージェントプロファイルに設定されている内容によって異なります。
- 実行エージェントプロファイルが無効になっている場合
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リストは表示されません。
- 実行エージェントプロファイルが有効になっている場合
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指定するジョブが実行エージェントプロファイルに設定されている
リストには,指定するジョブに許可する実行エージェントが表示されます。
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指定するジョブが実行エージェントプロファイルに設定されていない
上位ユニットが実行エージェントプロファイルに設定されていれば,上位ユニットに許可する実行エージェントがリストに表示されます。
上位ユニットが実行エージェントプロファイルに設定されていなければ,リストは表示されません。
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実行エージェントについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 5.1.1 実行エージェント」を参照してください。
- 注意事項
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[実行先サービス]で[キューレス]を選択している場合は,実行ホスト名を指定してください。
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Excelのセルをコピーして貼り付けると,入力した文字の最後に半角スペースが挿入される場合があります。半角スペースが挿入された場合,削除してください。
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(2) [定義]タブ
[詳細定義−[ローカル電源制御]]ダイアログボックスの[定義]タブを次の図に示します。
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表示項目について説明します。
- [プラットフォーム]
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ジョブを実行するプラットフォームを選択します。選択できる種類は,[PC]と[UNIX]です。デフォルトは[PC]です。
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[PC]
Windows環境で実行します。
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[UNIX]
UNIX環境で実行します。
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- [実行種別]
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ローカル電源制御の方法を選択します。デフォルトは[電源オフ]です。[プラットフォーム]で[PC]を選択した場合と,[UNIX]を選択した場合とで,選択できる種類が異なります。選択できる種類を次に示します。
- [PC]の場合
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実行ホストのOS起動後10分以内に実行された場合,起動後10分経過してから,処理が実行されます。
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[電源オフ]
シャットダウンをしたあと,電源をオフします。電源をオフにしたあと,電源をオンにしたい場合は,JP1/Power Monitorのスケジュールで次回電源投入時刻を設定してください。JP1/Power Monitorで設定されている時刻で起動されます。詳細については,マニュアル「JP1/Power Monitor」を参照してください。
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[シャットダウン後再起動]
シャットダウンをしたあと,再起動します。
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[シャットダウン]
シャットダウンだけを実行します。
Windows Server 2016,Windows Server 2012,またはWindows Server 2008で運用する場合は,OS側のグループポリシーオブジェクトの「Windowsシステムのシャットダウンのときに電源を切らない」の設定に依存して動作します。
設定方法については,OSのドキュメントを参照するか,またはOS側にお問い合わせください。
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- [UNIX]の場合
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[電源オフ]
シャットダウンをしたあと,電源をオフします。電源をオフにしたあと,電源をオンにしたい場合は,JP1/Power Monitorのスケジュールで次回電源投入時刻を設定してください。JP1/Power Monitorで設定されている時刻で起動されます。詳細については,マニュアル「JP1/Power Monitor」を参照してください。
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[シャットダウン後再起動]
シャットダウンをしたあと,再起動します。
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- [終了要求種別]
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終了する方法を選択します。デフォルトは[強制終了]です。[プラットフォーム]で[PC]を選択した場合と,[UNIX]を選択した場合とで,選択できる種類が異なります。選択できる種類を次に示します。
- [PC]の場合
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[計画終了]
ホストを計画終了させます。
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[強制終了]
ホストを強制終了させます。
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- [UNIX]の場合
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[監視終了]
ホストを監視終了させます。
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[制限終了]
ホストを制限終了させます。
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[強制終了]
ホストを強制終了させます。
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(3) [属性]タブ
[詳細定義−[ローカル電源制御]]ダイアログボックスの[属性]タブを次の図に示します。
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表示項目について説明します。
- [保留]
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ユニットの状態をあらかじめ保留状態にするかどうかを指定します。指定できる種類は,[しない]と[する]です。デフォルトは[しない]です。
- [種別]
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ユニットの種別をリカバリーにするかどうかを指定します。指定できる種類は,[通常]と[リカバリ]です。デフォルトは[通常]です。
- [実行先サービス]
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実行先のサービスを選択します。指定できる種類は,[標準]と[キューレス]です。デフォルトは[標準]です。なお,この項目は接続先JP1/AJS3 - Manager,またはJP1/AJS2 - Manager 07-00-/C以降の場合に表示されます。
- [打ち切り時間指定]
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ジョブの実行を打ち切る時間を指定するかどうかを選択します。指定できる種類は,[しない]と[する]です。デフォルトは[しない]です。
- [打ち切り時間]
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[打ち切り時間指定]で[する]を選択した場合,打ち切り時間を分で指定します。指定できる値は,1〜1,440です。デフォルトは空白です。
- [終了遅延監視]
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実行所要時間によるジョブの終了遅延監視をするかどうかを指定します。ジョブの終了遅延を監視する場合は[実行所要時間]をチェックします。デフォルトではチェックされていません。
また,[実行所要時間]をチェックした場合は,ジョブの実行所要時間を1〜1,440の範囲内で指定します(単位:分)。
この項目は,JP1/AJS3 - Viewの場合,またはJP1/AJS2 - View 08-50以降の場合に表示されます。なお,実行所要時間によるジョブの終了遅延監視の注意事項については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 5.1.3 ジョブの実行所要時間による終了遅延監視」を参照してください。
- [所有者]
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ユニットの所有者を31バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは,ログインしているJP1ユーザー名です。ただし,上位ユニットに対して上位ユニット属性継承機能を設定している場合,デフォルトは,上位ユニットの所有者です。
- [JP1資源グループ]
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JP1資源グループ名を63バイト以内の文字列で指定します。指定できる文字は,英数字,および「_(アンダーバー)」です。デフォルトは,上位ユニットのJP1資源グループ名です。空白の場合は,アクセス権限の対象になりません。
- [実行ユーザー種別]
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実行ユーザーの種類を選択します。デフォルトは[登録ユーザー]です。選択できる種類を次に示します。
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[登録ユーザー]
ジョブを登録したJP1ユーザーでジョブを実行します。
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[所有ユーザー]
ジョブを所有しているJP1ユーザーでジョブを実行します。
ここで指定したユーザーからOSのユーザーに変換されるように,ジョブ実行ホストでユーザーマッピングする必要があります。
なお,上位ユニットに実行ユーザー固定機能を設定している場合,実行ユーザーは,ここでの指定に関係なく,ユニット属性プロファイルの設定に従って固定されます。
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