12.4.36 [詳細定義−[JP1/Cm2状態通知]]ダイアログボックス
[詳細定義−[JP1/Cm2状態通知]]ダイアログボックスでは,JP1/Cm2状態通知の詳細を定義します。
各項目で使用できる文字については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 2.4.2(7)(a) 使用できる文字の範囲」を参照してください。
このダイアログボックスには,共通する表示項目と次のタブがあります。
-
[定義]タブ
-
[属性]タブ
- 〈この項の構成〉
(1) 共通する表示項目
共通する表示項目を次の図に示します。
|
共通する表示項目について説明します。
- [ユニット名]
-
ユニット名を30バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは「JP1/Cm2状態通知」です。
- [コメント]
-
ユニットのコメントを80バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。
- [実行エージェント]
-
JP1/Cm2状態通知を実行させたい実行エージェント名,または実行エージェントグループ名を255バイト以内の文字列で指定します。また,接続先のJP1/AJS3 - Managerのバージョンが09-50以降かつ[実行先サービス]が[標準]の場合は,マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
この項目は,次のどちらかに該当する場合,テキストボックスで表示されます。
-
JP1/AJS - Viewまたは接続先のJP1/AJS - Managerのバージョンが09-50より前
-
リモートジョブネット配下のユニットの定義
上記以外の場合,コンボボックスで表示され,その中から選択できます。コンボボックスに直接入力することもできます。コンボボックスに表示されるリストの内容は,実行エージェントプロファイルの有効/無効,および実行エージェントプロファイルに設定されている内容によって異なります。
- 実行エージェントプロファイルが無効になっている場合
-
リストは表示されません。
- 実行エージェントプロファイルが有効になっている場合
-
-
指定するジョブが実行エージェントプロファイルに設定されている
リストには,指定するジョブに許可する実行エージェントが表示されます。
-
指定するジョブが実行エージェントプロファイルに設定されていない
上位ユニットが実行エージェントプロファイルに設定されていれば,上位ユニットに許可する実行エージェントがリストに表示されます。
上位ユニットが実行エージェントプロファイルに設定されていなければ,リストは表示されません。
-
実行エージェントについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 5.1.1 実行エージェント」を参照してください。
- 注意事項
-
-
[実行先サービス]で[キューレス]を選択している場合は,実行ホスト名を指定してください。
-
Excelのセルをコピーして貼り付けると,入力した文字の最後に半角スペースが挿入される場合があります。半角スペースが挿入された場合,削除してください。
-
-
(2) [定義]タブ
[詳細定義−[JP1/Cm2状態通知]]ダイアログボックスの[定義]タブを次の図に示します。
|
表示項目について説明します。
- [状態]
-
JP1/Cm2/NNMまたはHP NNMへ通知する状態を選択します。デフォルトは[認識不能]です。選択できる種類を次に示します。
-
[認識不能]
-
[正常域]
-
[注意域]
-
[警戒域]
-
[重要警戒域]
-
[危険域]
-
[制限動作中]
-
[テスト中]
-
[使用不可]
-
- [付加情報]
-
メッセージに付け加える情報を256バイト以内の文字列で指定します。また,マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
マルチバイト文字を使用する場合は,JP1/Cm2/NNMまたはHP NNMとJP1/AJS3の文字コード種別を一致させてください。
- [プラットフォーム]
-
ジョブを実行するプラットフォームを選択します。選択できる種類は,[PC]と[UNIX]です。デフォルトは[PC]です。
-
[PC]
Windows環境で実行します。
-
[UNIX]
UNIX環境で実行します。
-
(3) [属性]タブ
[詳細定義−[JP1/Cm2状態通知]]ダイアログボックスの[属性]タブを次の図に示します。
|
表示項目について説明します。
- [保留]
-
ユニットの状態をあらかじめ保留状態にするかどうかを指定します。指定できる種類は,[しない]と[する]です。デフォルトは[しない]です。
- [種別]
-
ユニットの種別をリカバリーにするかどうかを指定します。指定できる種類は,[通常]と[リカバリ]です。デフォルトは[通常]です。
- [実行先サービス]
-
実行先のサービスを選択します。指定できる種類は,[標準]と[キューレス]です。デフォルトは[標準]です。なお,この項目は接続先JP1/AJS3 - Manager,またはJP1/AJS2 - Manager 07-00-/C以降の場合に表示されます。
- [打ち切り時間指定]
-
ジョブの実行を打ち切る時間を指定するかどうかを選択します。指定できる種類は,[しない]と[する]です。デフォルトは[しない]です。
- [打ち切り時間]
-
[打ち切り時間指定]で[する]を選択した場合,打ち切り時間を分で指定します。指定できる値は,1〜1,440です。デフォルトは空白です。
- [終了遅延監視]
-
実行所要時間によるジョブの終了遅延監視をするかどうかを指定します。ジョブの終了遅延を監視する場合は[実行所要時間]をチェックします。デフォルトではチェックされていません。
また,[実行所要時間]をチェックした場合は,ジョブの実行所要時間を1〜1,440の範囲内で指定します(単位:分)。
この項目は,JP1/AJS3 - Viewの場合,またはJP1/AJS2 - View 08-50以降の場合に表示されます。なお,実行所要時間によるジョブの終了遅延監視の注意事項については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 5.1.3 ジョブの実行所要時間による終了遅延監視」を参照してください。
- [所有者]
-
ユニットの所有者を31バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは,ログインしているJP1ユーザー名です。ただし,上位ユニットに対して上位ユニット属性継承機能を設定している場合,デフォルトは,上位ユニットの所有者です。
- [JP1資源グループ]
-
JP1資源グループ名を63バイト以内の文字列で指定します。指定できる文字は,英数字,および「_(アンダーバー)」です。デフォルトは,上位ユニットのJP1資源グループ名です。空白の場合は,アクセス権限の対象になりません。
- [実行ユーザー種別]
-
実行ユーザーの種類を選択します。デフォルトは[登録ユーザー]です。選択できる種類を次に示します。
-
[登録ユーザー]
ジョブを登録したJP1ユーザーでジョブを実行します。
-
[所有ユーザー]
ジョブを所有しているJP1ユーザーでジョブを実行します。
ここで指定したユーザーからOSのユーザーに変換されるように,ジョブ実行ホストでユーザーマッピングする必要があります。
なお,上位ユニットに実行ユーザー固定機能を設定している場合,実行ユーザーは,ここでの指定に関係なく,ユニット属性プロファイルの設定に従って固定されます。
-