15.6.1 ジョブ実行時のエラーメッセージをsyslogに出力するための設定
ジョブ実行時に発生するエラーメッセージ(KAVSメッセージ,KAVTメッセージ,およびKAVUメッセージ)をsyslogにも出力し,JP1/AJS3のジョブ実行時のエラー監視をsyslogだけで行うことができます。
ジョブのエラーメッセージをsyslogに出力するための定義手順を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) 定義手順
-
JP1/AJS3のサービスを停止する。
次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。
# /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop※ # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
- 注※
-
自動停止の設定がされていることを確認してください。
-
次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。
jajs_config -k 定義キー名 "環境設定パラメーター名"=定義内容
-
JP1/AJS3を再起動する。
設定した内容が反映されます。
(2) 環境設定パラメーター一覧
定義キー |
環境設定パラメーター |
定義内容 |
---|---|---|
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2COMMON] |
"SYSLOGJOBMSG"= |
ジョブのエラーメッセージをsyslogにも出力するかどうかの設定 |
- 注※
-
{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,「20.11.2(2) SYSLOGJOBMSG」を参照してください。