6.6.3 JP1/AJS3 - ViewでJP1ユーザーのパスワードの変更を許可する設定
接続されているJP1/AJS3 - Viewで,ログインしているJP1ユーザーのパスワードを変更するには,JP1/AJS3 - ViewでのJP1ユーザーのパスワード変更機能を有効にします。
この機能を有効にすると,接続しているJP1/AJS3 - Viewの[オプション]−[パスワード変更]から,JP1ユーザーのパスワードを変更できるようになります。
- 〈この項の構成〉
(1) 定義手順
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Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次のサービスを停止する。
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JP1/AJS3サービス
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次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。
jajs_config -k 定義キー名 "環境設定パラメーター名"=定義内容
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JP1/AJS3のサービスを起動する。
設定した内容が反映されます。
(2) 環境設定パラメーター一覧
定義キー |
環境設定パラメーター |
定義内容 |
---|---|---|
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER]※ |
"CHANGEPASSWORD"= |
JP1/AJS3 - ViewでのJP1ユーザーのパスワード変更機能の使用可否 |
"CHANGEPWDLOG"= |
JP1/AJS3 - ViewでのJP1ユーザーのパスワード変更に関するメッセージを出力するかどうかの設定 |
- 注※
-
{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定してください。
環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,次の個所を参照してください。
(3) 注意事項
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この機能でパスワードを変更すると,ほかのJP1製品にログインする際のJP1ユーザーのパスワードも変更されます。JP1/AJS3以外でも使用しているJP1ユーザーについては,パスワード変更機能は無効にすることを推奨します。
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この機能でパスワードを変更できるユーザーは,標準ユーザーだけです。ディレクトリサーバでパスワードが管理されているJP1ユーザー(連携ユーザー)の場合,パスワードは変更できません。
標準ユーザーと連携ユーザーについては,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
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この機能で変更できるパスワードは,プライマリー認証サーバのパスワードだけです。セカンダリー認証サーバのパスワードは変更できません。この機能でパスワードを変更すると,変更直後は両サーバのパスワードが不一致になります。そのため,認証サーバの管理者が,プライマリー認証サーバの設定情報をセカンダリー認証サーバにコピーする必要があります。
プライマリー認証サーバの設定情報を,セカンダリー認証サーバにコピーする仕組みを構築・運用できない場合,この機能は無効にしてください。
プライマリー認証サーバやセカンダリー認証サーバについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 6.2 アクセス権を設定する範囲についての検討」を参照してください。プライマリー認証サーバの設定情報をコピーする方法については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。