6.4.2 キューレスジョブ環境でユーザープロファイルを必要とするジョブを実行するための設定
ジョブを実行する際に有効となるプロセス実行環境はシステム環境で設定されているものを使用しています。ジョブによってはOSユーザーのログオンセションに設定されているユーザー情報を読み込まないと正しく実行できないものもあります。ユーザープロファイルを使用するオプションを有効にすると,このようなユーザープロファイル情報を必要とするジョブを正しく実行できます。また,このオプションを有効にすると指定先のエージェントホストで実行するすべてのPCジョブについてユーザープロファイルを読み込みます。設定の変更手順を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) 定義手順
-
Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次に示すサービスを停止する。
-
JP1/AJS3 Queueless Agentサービス
-
-
メモ帳などのテキストエディターで,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを記述した設定ファイルを作成する。
設定ファイルのファイル名は任意です。
-
ファイルを保存し,次のコマンドを実行する。
jbssetcnf 設定ファイル名
jbssetcnfコマンドのパスは,「JP1/Baseのインストール先フォルダ\bin\jbssetcnf」です。
jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
-
手順1で停止したサービスを再起動する。
設定した内容が反映されます。
(2) 環境設定パラメーター一覧
定義キー |
環境設定パラメーター |
定義内容 |
---|---|---|
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1QLAGENT]※ |
"AJSQL_LOADUSERPROFILE"= |
ユーザープロファイルを読み込むかどうかの定義 |
- 注※
-
{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,「20.10.2(27) AJSQL_LOADUSERPROFILE」を参照してください。