6.1.1 スケジューラーサービスの多重起動の設定
スケジューラーサービスは,ジョブグループを管理する制御単位です。スケジューラーサービスを多重起動すると,ジョブグループをスケジューラーサービスごとに管理できるようになります。
スケジューラーサービスを多重起動するためには,まず,追加するスケジューラーサービスの名称などの情報を設定します。
スケジューラーサービスの追加手順,および追加したスケジューラーサービスの削除手順を次に示します。
論理ホストへのスケジューラーサービスの追加,および論理ホストに追加したスケジューラーサービスの削除については,「8.2.9 論理ホストのスケジューラーサービスの多重起動の設定」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) スケジューラーサービスを追加する
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Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次のサービスを停止する。
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JP1/AJS3サービス
- 重要
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物理ホストに構築されているすべての組み込みDBを稼働状態にする必要があります。対象のJP1/AJS3 Database _JFn(nは0〜9,A〜Zの文字のどれか)サービスが開始していることを確認してください。開始していない場合は,JP1/AJS3 Database _JFnのサービスを開始してください。
ajsembdbstatusコマンドに-s ust -id _JFn(nは0〜9またはA〜Zのどれか)オプションを指定して実行し,組み込みDBが稼働状態になっていること(UNIT-STATがONLINEになっていること)を確認してください。稼働状態になっていない場合は,ajsembdbstartコマンドに-id _JFnオプションを指定して実行してください。
対象となる組み込みDBのセットアップ識別子(_JFn)については,ajsembdbidlistコマンドを実行して確認してください。
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エクスプローラなどで,次に示すフォルダを作成する。
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データベースフォルダ
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一時ファイル用フォルダ
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ジョブ情報フォルダ
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退避情報フォルダ
なお,退避情報フォルダ以外は,自ホスト内(物理ホストとすべての論理ホスト)に設定されている,ほかのスケジューラーサービスが使用するフォルダと重複しないようにしてください。また,ほかのスケジューラーサービスが使用するフォルダの配下にも作成しないでください。
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スケジューラーサービスを追加するためにjajs_setupコマンドを実行する。
jajs_setup -a -F スケジューラーサービス名 -p ジョブ状態通知ポートのサービス名 -d データベースフォルダ名 -t 一時ファイル用フォルダ名 -j ジョブ情報フォルダ名 -b 退避情報フォルダ名 -n スケジューラーサービスの識別番号 [[-I セットアップ識別子 -P 組み込みDBポート番号] [-M {s|m|l}] |-S]
(例)「AJSROOT2」というスケジューラーサービスを追加する場合
jajs_setup -a -F AJSROOT2 -p jp1ajs2report2 -d "C:\Program Files\HITACHI\JP1AJS2\database\schedule\AJSROOT2" -t "C:\Program Files\HITACHI\JP1AJS2\tmp\schedule2" -j "C:\Program Files\HITACHI\JP1AJS2\jobinf2" -b "C:\Program Files\HITACHI\JP1AJS2\backup\schedule2" -n 2
組み込みDBインストール先ディレクトリをデフォルトのパスから変更している組み込みDBに,スケジューラーサービスを追加する場合は,jajs_setupコマンドに-Sオプションを指定して実行してください。
jajs_setupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド jajs_setup」を参照してください。
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組み込みDBの高度なセットアップを実行する。
手順3で-Sオプションを指定した場合は,組み込みDBの高度なセットアップを実施します。組み込みDBの高度なセットアップについては,「23.4 組み込みDBの高度なセットアップ」を参照してください。
組み込みDBインストール先ディレクトリをデフォルトのパスから変更している場合は,ajsembdbsetupコマンドを実行してください。詳細については,「23.4.1(5)(b) 一つの組み込みDB環境に複数のスケジューラーデータベースをセットアップする」を参照してください。
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次のファイルをメモ帳などのテキストエディターで開く。
システムフォルダ\system32\drivers\etc\Services
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手順3で指定したジョブ状態通知ポートのサービス名に対するポート番号を設定する。
(例)ポート番号を「20248」として設定する場合
jp1ajs2report2 20248/tcp
- 重要
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設定するポート番号は,既存の番号と重ならないようにしてください。また,Windowsファイアウォールを設定した環境で運用する場合は,設定したポート番号(上記の例では,サービス名:jp1ajs2report2,ポート番号:20248)をWindowsファイアウォールの規則に登録し,ファイアウォールを透過できるようにしてください。
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キューレスジョブを利用する場合は,キューレスジョブのセットアップをする。
次のコマンドを実行します。
ajsqlsetup [-F スケジューラーサービス名]
ajsqlsetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 4. 特別な運用で使用するコマンド ajsqlsetup」を参照してください。
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組み込みDBを停止する。
手順1で起動した組み込みDBのJP1/AJS3 Database _JFnのサービスを停止してください。
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JP1/AJS3サービスを再起動する。
設定した内容でスケジューラーサービスが追加され,起動します。
再起動後,JP1/AJS3 - Viewなどで,追加したスケジューラーサービス名が付けられたマネージャージョブグループが表示されていることを確認してください。
- コマンド実行についての補足事項
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スケジューラーサービスを追加している場合,「-F スケジューラーサービス名」オプションを指定しないでコマンドを実行すると,デフォルトのスケジューラーサービスに対する操作となります。
環境変数AJSCONFにスケジューラーサービス名を指定しておくと,-Fオプションを省略できます。
(2) 追加したスケジューラーサービスを削除する
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JP1/AJS3サービスを停止する。
論理ホストのJP1/AJS3 - Managerも含め,すべてのJP1/AJS3サービスを停止してください。
- 重要
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物理ホストに構築されているすべての組み込みDBを稼働状態にする必要があります。対象のJP1/AJS3 Database _JFn(nは0〜9,A〜Zの文字のどれか)サービスが開始していることを確認してください。開始していない場合は,JP1/AJS3 Database _JFnのサービスを開始してください。
ajsembdbstatusコマンドに-s ust -id _JFn(nは0〜9またはA〜Zのどれか)オプションを指定して実行し,組み込みDBが稼働状態になっていること(UNIT-STATがONLINEになっていること)を確認してください。稼働状態になっていない場合は,ajsembdbstartコマンドに-id _JFnオプションを指定して実行してください。
対象となる組み込みDBのセットアップ識別子(_JFn)については,ajsembdbidlistコマンドを実行して確認してください。
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スケジューラーサービスを削除するためにjajs_setupコマンドを実行する。
jajs_setup -e -F スケジューラーサービス名
(例)スケジューラーサービス「AJSROOT2」を削除する場合
jajs_setup -e -F AJSROOT2
jajs_setupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド jajs_setup」を参照してください。
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スケジューラーサービスを追加したときに作成したフォルダを削除する。
jajs_setupコマンド実行時に作成した,次のフォルダを削除してください。
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-dオプションに指定したデータベースフォルダ
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-tオプションに指定したテンポラリーフォルダ
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-jオプションに指定したジョブ情報フォルダ
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-bオプションに指定した退避情報フォルダ
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組み込みDBを停止する。
すべての組み込みDBのJP1/AJS3 Database _JFnのサービスを停止してください。
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JP1/AJS3サービスを再起動する。
手順1で停止したサービスを再起動し,スケジューラーサービスが削除されていることを確認してください。
(3) 不要となったデータベース環境をアンインストールする
不要となったデータベース環境のアンインストール手順を次に示します。
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ajsembdbidlistコマンドを実行して,スケジューラーサービスで使用されていない組み込みDBを特定する。
次のコマンドを実行します。
ajsembdbidlist
ajsembdbidlistコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド ajsembdbidlist」を参照してください。
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ajsembdbuninstlコマンドを実行して,スケジューラーサービスで使用されていない組み込みDBをアンインストールする。
次のコマンドを実行します。
ajsembdbuninstl -id セットアップ識別子
バージョン8以前の組み込みDB環境をアンインストールする場合,各バージョンのマニュアルの手順に従ってアンインストールしてください。
なお,UNIXでバージョン8以前の組み込みDB環境をアンインストールする場合,ajsembdbunsetコマンド実行したあと,次のコマンドを実行してください。
/opt/HiRDB_J/bin/pdesetup -u 組み込みDB運用ディレクトリ
次の組み込みDBには,システムに必要な情報が格納されているため,-idオプションを指定してアンインストールしないでください。
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セットアップ識別子が「_JF0」の組み込みDB
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組み込みDBの高度な設定をする場合のデータ移行,組み込みDBの高度なセットアップ,または組み込みDBの再セットアップのどれかを実施してセットアップ識別子が「_JF0」以外に変更されている場合,そのホストに対して最初に構築された組み込みDB
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論理ホストを構築している環境で,jajs_setup_clusterコマンドの-Iオプションに指定したセットアップ識別子で構築された組み込みDB
ajsembdbuninstlコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド ajsembdbuninstl」を参照してください。
jajs_setup_clusterコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド jajs_setup_cluster」を参照してください。
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(4) スケジューラーサービス名を変更する
スケジューラーサービスの名称を変更すると,JP1/AJS3の各種機能に影響を与えます。例えば,ユニットが異常終了したり,正しく実行されなかったりするなどの現象が発生する場合があります。このため,スケジューラーサービスの名称変更は,運用開始前のスケジューラーサービスに対して実施することを推奨します。
スケジューラーサービス名を,運用開始前に変更する手順と運用開始後に変更する手順を次に示します。
(a) 運用開始前にスケジューラーサービス名を変更する手順
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jajs_setupコマンドを実行して,スケジューラーサービスの名称を変更する。
次のコマンドを実行します。
jajs_setup -r -F 変更前のスケジューラーサービス名 -A 変更後のスケジューラーサービス名
jajs_setupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド jajs_setup」を参照してください。
(b) 運用開始後にスケジューラーサービス名を変更する手順
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変更するスケジューラーサービスを停止し,スケジューラーサービスをコールドスタートする。
コールドスタート後は,名称変更の手順が終了するまでジョブネットを実行登録しないでください。
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物理ホストとすべての論理ホストのJP1/AJS3サービスを停止する。
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jajs_setupコマンドを実行して,スケジューラーサービスの名称を変更する。
- (例)AJSROOT2をAJSROOT5に変更する場合
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jajs_setup -r -F AJSROOT2 -A AJSROOT5
jajs_setupコマンド実行時にメッセージKAVS1133-Wが出力されなかった場合は,手順4,手順5を実行しないで,手順6以降の操作を実行してください。
jajs_setupコマンド実行時にメッセージKAVS1133-Wが出力された場合は,メッセージ中に出力される設定名称を確認してください。「ローカル日時」が出力されたときは手順4を,「サスペンド機能」が出力されたときは手順5の操作を実行してから,手順6以降の操作を実行してください。
- 注意事項
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変更前のスケジューラーサービスにスケジューラーサービスローカル日時を設定している場合は,スケジューラーサービスの名称を変更する前に,スケジューラーサービスローカル日時とシステム日時の差分を取得しておいてください。スケジューラーサービスローカル日時は,ajslocaldateコマンドで取得してください。
システム日時の取得方法については,使用しているOSのドキュメントを参照してください。
スケジューラーサービスローカル日時の設定に失敗してメッセージKAVS1133-Wが出力された場合,手順4で,この差分を使用して変更後のスケジューラーサービスにスケジューラーサービスローカル日時を設定します。
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スケジューラーサービスローカル日時を再設定する。
ajslocaldateコマンドを実行して,名称変更後のスケジューラーサービスに対してスケジューラーサービスローカル日時を設定します。
- (例)スケジューラーサービスAJSROOT5のスケジューラーサービスローカル日時をホストの現在時刻より5分(300秒)進める場合
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ajslocaldate -F AJSROOT5 -s 300
ajslocaldateコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 4. 特別な運用で使用するコマンド ajslocaldate」を参照してください。
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サスペンド機能を再設定する。
ajssetupコマンドを実行して,名称変更後のスケジューラーサービスに対してサスペンド機能を有効にします。
- (例)スケジューラーサービスAJSROOT5のサスペンド機能を有効にする場合
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ajssetup -F AJSROOT5 -m
ajssetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド ajssetup」を参照してください。
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変更する前のスケジューラーサービス名が次に示す環境設定パラメーターに設定されている場合,jajs_configコマンドを実行して変更後のスケジューラーサービス名に変更する。
表6‒1 設定値を変更する必要のある環境設定パラメーター 定義キー
環境設定パラメーター
定義内容
[JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER]
"DEFAULTSERVICENAME"=
デフォルトスケジューラーサービス名
"REMNETSERVICENAME"=
リモートジョブネットを実行するスケジューラーサービス名
- (例)デフォルトスケジューラーサービス名をAJSROOT5に変更する場合
-
jajs_config -k [JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER] "DEFAULTSERVICENAME"="AJSROOT5"
- (例)リモートジョブネットを実行するスケジューラーサービス名をAJSROOT5に変更する場合
-
jajs_config -k [JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER] "REMNETSERVICENAME"="AJSROOT5"
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JP1/AJS3サービスを起動する。
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次に示す場合は,スケジューラーサービス起動後,必要に応じてスケジューラーサービス設定を変更または再設定する。
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ユニット定義に変更前のスケジューラーサービス名を指定している場合
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JP1/AJS3の連携機能で,変更前のスケジューラーサービスを監視対象や情報収集対象としている場合
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(c) スケジューラーサービス名を変更する場合の注意事項
次に示すスケジューラーサービスの環境設定パラメーターは,標準でスケジューラーサービス名を含むディレクトリパスを使用しています。
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AJSSYSDIR
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AJSLOGDIR
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AJSDBDIRECTORY
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AJSLOGFILE1
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AJSLOGFILE2
スケジューラーサービス名の変更後,環境設定パラメーターを変更しなくても運用に影響はありませんが,必要に応じて,変更後のスケジューラーサービス名を含むディレクトリパスに変更することを検討してください。
サスペンド機能またはキューレスジョブを使用している環境で,環境設定パラメーターAJSDBDIRECTORYを変更する場合,変更後に各機能の再設定が必要です。
環境設定パラメーターを変更するには,jajs_configコマンドを使用します。jajs_configコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド jajs_config」を参照してください。
各環境設定パラメーターの詳細については,「20.4 スケジューラーサービス環境設定」を参照してください。