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JP1 Version 11 JP1/SNMP System Observer


ssoextractlog

〈このページの構成〉

形式

収集データをテキスト形式で抽出する
ssoextractlog [-S 接続先サーバ名] 
              -text [A | B | C | D | E | F | G | H] [1 | 2 | 3] 
              {-logfile ファイル名 
              | -masterlog リソースID,収集対象サーバ名 
              | -dbname リソースID,収集データベース名}
              [-instance インスタンス名,...] 
              [-subrsc サブリソースID,...] 
              [-start {DATE 日時 | BDATE  | BMONTH [,]}] 
              [-stop {DATE 日時 | BDATE  | BMONTH [,]}] 
              [-savefile ファイル名] [-notitle]
収集データベースをコピーする
ssoextractlog [-S 接続先サーバ名] 
              -bin 
              {-logfile ファイル名 
              | -masterlog リソースID,収集対象サーバ名 
              | -dbname リソースID,収集データベース名}
              [-instance インスタンス名,...] 
              [-start {DATE 日時 | BDATE  | BMONTH [,]}] 
              [-stop {DATE 日時 | BDATE  | BMONTH [,]}] 
              [-savefile ファイル名] [-user ユーザ情報]
収集データベースの一覧を出力する
ssoextractlog [-S 接続先サーバ名] -list [-savefile ファイル名]
その他
ssoextractlog {? | ?id | ?text}

機能

任意のSSOの収集データベースから収集データを抽出します。抽出したデータは,任意のテキストファイルとして出力できます。また,指定したデータをコピーすることもできます。

オプション

-S 接続先サーバ名

収集データベースがある監視マネージャを指定します。ホスト名またはIPアドレスを,255バイト以内で指定してください。このオプションを省略した場合は,コマンドを実行するサーバの収集データを抽出します。

-text [A | B | C | D | E | F | G | H] [1 | 2 | 3]

収集データをテキスト形式で抽出します。表示タイプと区切りタイプを指定できます。

  • 表示タイプ

    出力単位,出力項目を指定します。表示タイプはA,B,C,D,E,F,G,Hの8種類の中から選択します。デフォルトはAです。出力単位および出力項目を,次の表に示します。

    タイプ

    出力単位

    出力項目

    A

    インスタンス

    収集日,収集時刻,サブリソースごとの値,サブリソースごとの最大値,最小値,および平均値

    B

    インスタンス

    収集日,収集時刻,サブリソースごとの値,しきい値(正常から警戒,および警戒から危険),サブリソースごとの最大値,最小値,および平均値

    C

    インスタンス

    収集日,サブリソースごとの値,最大値,最小値,サブリソースごとの最大値,最小値,および平均値

    D

    インスタンス

    収集月,サブリソースごとの値,最大値,最小値,インスタンスごとの最大値,最小値,および平均値

    E

    サブリソース

    収集日,収集時刻,インスタンスごとの値,インスタンスごとの最大値,最小値,および平均値

    F

    サブリソース

    収集日,収集時刻,インスタンスごとの値,しきい値(正常から警戒,および警戒から危険),インスタンスごとの最大値,最小値,および平均値

    G

    サブリソース

    収集日,インスタンスごとの値,最大値,最小値,インスタンスごとの最大値,最小値,および平均値

    H

    サブリソース

    収集月,インスタンスごとの値,最大値,最小値,インスタンスごとの最大値,最小値,および平均値

  • 区切りタイプ

    データを区切る文字を指定します。

    1:コンマ区切り

    2:タブ区切り

    3:スペース区切り

    デフォルトは1です。表示タイプにAを,区切りタイプに1を指定した場合の出力例を次に示します。

    [図データ]

-logfile ファイル名

指定したファイル名のデータを抽出します。-savefileオプションで指定したファイルのデータを抽出する場合は,ファイル名の最後に「.log」を指定してください。ファイル名は絶対パスで指定してください。このオプションは-Sオプションと同時に指定できません。

-masterlog リソースID,収集対象サーバ名

指定したマスターデータベースを抽出します。サーバ名は,ホスト名またはIPアドレスを255バイト以内で指定してください。リソースIDとサーバ名は,-listオプションで確認してください。このオプションは-Sオプションと同時には指定できません。

-dbname リソースID,収集データベース名

指定したマスターデータベースまたはコピーデータベースを抽出します。リソースIDおよびデータベース名は,-listオプションで確認してください。

-instance インスタンス名,...

指定したインスタンスの収集データを抽出します。複数指定する場合は「,(コンマ)」で区切ってください。このオプションを省略すると,すべてのインスタンスが抽出対象になります。なお,インスタンス名に「,(コンマ)」を含む場合は,インスタンス名を「" "(引用符)」で囲んでください。また,インスタンス名に「" "(引用符)」を含む場合も,「" "(引用符)」で囲んでください。

-subrsc サブリソースID,...

指定したサブリソースIDの収集データを抽出します。複数指定する場合は「,(コンマ)」で区切ってください。このオプションを省略すると,すべてのサブリソースIDが抽出対象になります。

ユーザリソースのサブリソースに付与されるサブリソースIDについては,「7.3.14(6)(d) サブリソースIDについて」を参照してください。

SSOが提供しているリソースのサブリソースIDについては「付録G リソース一覧」を参照してください。

-start {DATE 日時 | BDATE 日 | BMONTH 月[,日]}

抽出するデータの期間を指定します。

DATE 日時

指定した日時以降の収集データから抽出を開始します。日時はyyyy.mm.dd.hh.mm.ssの形式で指定します。指定できる範囲は,1980年1月1日00:00:00〜2029年12月31日23:59:59です。

BDATE 日

指定した日数分戻った日の00:00:00のデータから抽出を開始します。指定できる値は,0〜30(日)です。0を指定した場合は,コマンドを実行した日の00:00:00のデータから抽出を開始します。

BMONTH 月[,日]

指定した月数戻った月の,指定した日の00:00:00のデータから抽出を開始します。月に指定できる値は0〜12(月),日に指定できる値は1〜31(日)です。月に0を指定した場合は,コマンドを実行した月のデータを抽出します。日の指定を省略した場合は,その月の1日のデータから抽出します。

-stop {DATE 日時 | BDATE 日 | BMONTH 月[,日]}

抽出するデータの期間を指定します。

DATE 日時

指定した日時までの収集データを抽出します。

日時はyyyy.mm.dd.hh.mm.ssの形式で指定します。指定できる範囲は,1980年1月1日00:00:00〜2029年12月31日23:59:59です。

BDATE 日

指定した日数分戻った日の23:59:59までのデータを抽出します。

指定できる値は,0〜30(日)です。0を指定した場合は,コマンドを実行した日の23:59:59までのデータを抽出します。

BMONTH 月[,日]

指定した月数戻った月の,指定した日の23:59:59までのデータを抽出します。月に指定できる値は0〜12(月),日に指定できる値は1〜31(日)です。月に0を指定した場合は,コマンドを実行した月のデータまでを抽出します。日の指定を省略した場合は,その月の末日の23:59:59までのデータを抽出します。

-savefile ファイル名

  • テキストファイルに出力(-textを指定)する場合

    抽出したデータを出力するファイル名をフルパスで指定します。ファイルは,コマンドを実行したホスト上に,指定したファイル名で作成されます。指定したファイルが存在する場合は上書きされます。このオプションを省略した場合は,結果を標準出力に出力します。

  • コピー(-binを指定)する場合

    コピー先のファイルをフルパスで指定します。接続先のホスト上に,指定したファイル名の最後に,それぞれ「.log」,「.inf」,「.ins」を付加した三つのファイルが作成されます。指定したファイルが存在する場合は上書きされます。

    このオプションを省略した場合は,コピーデータベースを作成します。コピーデータベースは,接続先ホストの収集データベース格納ディレクトリに,自動的にファイル名が付けられて作成されます。複数のコピーデータベースを作成する場合は,識別のために-userオプションを指定することをお勧めします。

    なお,-logfileオプションまたは-masterlogオプションを指定した場合には,このオプションは省略できません。

  • 収集データベース一覧を出力(-listを指定)する場合

    収集データベース一覧を出力するファイル名をフルパスで指定します。ファイルは,コマンドを実行したホスト上に作成されます。指定したファイルがすでに存在する場合は上書きされます。このオプションを省略した場合は,結果を標準出力に出力します。

-text,-bin,および-listオプションで作成するファイルは,ディスクの容量が満杯になると,途中までのデータしかファイルに保存されません(エラーメッセージは出力されません)。あらかじめディスク容量が十分かどうか確認してから実行してください。

-notitle

出力結果から,タイトルや集計値を削除します。

-bin

収集データベースをコピーします。

-list

収集データベースの一覧を出力します。収集データベース一覧の出力形式を次に示します。

[図データ]

-user ユーザ情報

コピーデータベースに付加する任意の情報を255バイト以内で指定してください。ユーザ情報にマルチバイトコードを指定することはできません。

?

コマンドの使用方法を出力します。このオプションは,ほかのオプションと同時に指定できません。

?id

リソースIDの一覧を出力します。

?text

-textオプションの使用方法を出力します。

使用例

-start,-stopオプションの指定例を示します。

戻り値

0

正常終了

-1

引数誤りなどの実行エラー

注意事項