26.6.3 トラップのブロック/無視/無効化を設定する
NNMにはさまざまなレベルのイベント処理が備わっています。
トラップがovtrapdに入ってくるときにトラップをブロックする。
IGNOREというラベルのトラップまたはイベントの処理はするが,保存または表示はしない。
LOGONLYというラベルのイベントの保存および処理(相関)をするが,表示はしない。
イベントをカテゴリに保存,処理,表示する。
設定なしに到着するトラップは,「No format in trapd.conf for…」としてアラームブラウザに表示され,データベースに保存される。
NNMiにはもっとシンプルな方法があります。disabled(無効)イベントまたはトラップは保存,処理,または表示されません。enabled(有効)イベントまたはトラップは完全に保存,処理,表示されます。NNMiに設定がないイベントはブロックされます。
トラップを無視するカスタマイズまたはトラップをLOGONLYに設定するカスタマイズを特定する。
NNMがトラップフィルタメカニズム(ovtrapd.conf,NNM 08-00で新規)を使用するかどうか調べる。
NNMiコンソールで,[設定]ワークスペースから[インシデントの設定]を選択する。
受信または表示したくないイベントを見つけ,これらイベントの[有効にする]チェックボックスをオフにします。
特定のIPアドレスからトラップをブロックするには,次のファイルを編集し,NNMからのトラップフィルタリング情報を使用してNNMiをアップデートする。
Windows:%NnmDataDir%shared\nnm\conf\nnmtrapd.conf
Linux:$NnmDataDir/shared/nnm/conf/nnmtrapd.conf
nnmtrapconfig.ovplコマンドを使用してトラップブロッキングを有効にし,トラップブロッキングのレートとしきい値を設定する。
このコマンドの使用法の詳細は,nnmtrapconfig.ovplのリファレンスページを参照してください。