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JP1 Version 11 JP1/Performance Management - Agent Option for IBM WebSphere Application Server


3.4.2 インスタンス環境の更新の設定

インスタンス環境を更新したい場合は,インスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。インスタンス情報の更新は,PFM - Agentホストで実施します。

更新する情報は,表3-6であらかじめ確認してください。

インスタンス名を確認するには,jpcconf inst listコマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setupコマンドを使用します。コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。

  1. インスタンス名を確認する。

    PFM - Agent for WebSphere Application Serverを示すサービスキーを指定して,jpcconf inst listコマンドを実行します。

    jpcconf inst list -key WAS

    設定されているインスタンス名がAPSVの場合,APSVと表示されます。

  2. 更新したいインスタンス環境のPFM - Agent for WebSphere Application Serverのサービスが起動されている場合は,停止する。

    サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。

    jpcconf inst setupコマンド実行時に,更新したいインスタンス環境のサービスが起動されている場合は,確認メッセージが表示され,サービスを停止できます。サービスを停止した場合は,更新処理が続行されます。サービスを停止しなかった場合は,更新処理が中断されます。

  3. PFM - Agent for WebSphere Application Serverを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setupコマンドを実行する。

    インスタンス名がAPSVのインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpcconf inst setup -key WAS -inst APSV
  4. WebSphere Application Serverのインスタンス情報を更新する。

    表3-6に示した項目を,コマンドの指示に従って入力します。現在設定されている値が表示されます。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。

  5. 更新したインスタンス環境のサービスを再起動する。

    サービスの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。