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JP1 Version 11 JP1/Performance Management - Agent Option for IBM WebSphere Application Server


3.4.1 パフォーマンスデータの格納先の変更

PFM - Agent for WebSphere Application Serverで収集したパフォーマンスデータは,PFM - Agent for WebSphere Application ServerのAgent StoreサービスのStoreデータベースで管理しています。

Storeデータベースで管理されるパフォーマンスデータの,次のデータ格納先ディレクトリを変更したい場合は,jpcconf db defineコマンドで設定します。Storeデータベースの格納先ディレクトリを変更する前に収集したパフォーマンスデータが必要な場合は,jpcconf db defineコマンドの-moveオプションを使用してください。jpcconf db defineコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」を参照してください。

注※

Storeバージョン2.0使用時だけ設定できます。

jpcconf db defineコマンドで設定するオプション名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。

表3‒8 パフォーマンスデータの格納先を変更するコマンドの設定項目

説明

オプション名

設定できる値(Storeバージョン1.0)※1

設定できる値(Storeバージョン2.0)※1

デフォルト値※2

パフォーマンスデータの保存先ディレクトリ

sd

1〜127バイトのディレクトリ名

1〜214バイトのディレクトリ名

/opt/jp1pc/agt2/store/インスタンス名

パフォーマンスデータのバックアップ先ディレクトリ

bd

1〜127バイトのディレクトリ名

1〜211バイトのディレクトリ名

/opt/jp1pc/agt2/store/インスタンス名/backup

パフォーマンスデータの部分バックアップ先ディレクトリ

pbd

1〜214バイトのディレクトリ名

/opt/jp1pc/agt2/store/インスタンス名/partial

パフォーマンスデータをバックアップする場合の最大世代番号

bs

1〜9

1〜9

5

パフォーマンスデータのエクスポート先ディレクトリ

dd

1〜127バイトのディレクトリ名

1〜127バイトのディレクトリ名

/opt/jp1pc/agt2/store/インスタンス名/dump

パフォーマンスデータのインポート先ディレクトリ

id

1〜222バイトのディレクトリ名

/opt/jp1pc/agt2/store/インスタンス名/import

(凡例)

−:設定できません。

注※1

ディレクトリ名は,Storeデータベースのデフォルト格納先ディレクトリ(/opt/jp1pc/agtc/store/インスタンス名)からの相対パスか,または絶対パスで指定してください。

注※2

論理ホストで運用する場合のデフォルト値については,「/opt/jp1pc」を「環境ディレクトリ/jp1pc」に読み替えてください。

なお,Storeバージョン1.0使用時は,jpcsto.iniファイルを直接編集して変更できます。jpcsto.iniファイルを編集する方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。