1.3.6 JDBC接続プールの使用率の監視
JDBC接続プールの使用率を監視することで,ユーザーに対するサービス応答時間の低下を検出したり,または予測したりできます。
JDBC接続プールの使用率は,監視テンプレートで提供している「JDBC Connection Pool」アラームを使用することで監視できます。
監視テンプレート「JDBC Connection Pool」アラームを次の表に示します。
アラーム |
使用レコード |
使用フィールド |
異常条件 |
警告条件 |
値の見方 |
---|---|---|---|---|---|
JDBC Connection Pool |
PI_JDBC |
Connection Pool Use % |
Connection Pool Use % >= 90 |
Connection Pool Use % >= 80 |
接続プールの使用率(%)。 |
- しきい値に対する考え方
-
JDBC接続プールの使用率が高い場合でも,JDBC接続プールに空きがあるときはパフォーマンスに大きな影響はありません。しかし,JDBC接続プールに空きがなくなった場合は,JDBC接続割り当て待ちが発生してリクエストへの応答時間が長くなってしまいます。
- 対処方法
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JDBC接続プールの使用率が高くなった要因を調査してください。主な要因としては,リクエスト数の増大が考えられます。この場合,十分な応答性能が維持できるようにJDBC接続プールサイズを調整してください。
JDBC Connection Poolアラームの詳細については,「5. 監視テンプレート」の「JDBC Connection Pool」を参照してください。