1.3.5 スレッドプール使用率の監視
スレッドプールの使用率を監視することで,ユーザーに対するサービス応答時間の低下を検出したり,または予測したりできます。
スレッドプールの使用率は,監視テンプレートで提供している「Thread Pool」アラームを使用することで監視できます。
監視テンプレート「Thread Pool」アラームを次の表に示します。
アラーム |
使用レコード |
使用フィールド |
異常条件 |
警告条件 |
値の見方 |
---|---|---|---|---|---|
Thread Pool |
PI_THRP |
Thread Pool Use % |
Thread Pool Use % >= 90 |
Thread Pool Use % >= 80 |
スレッドプールの最大サイズに対する使用率(%)。 |
- しきい値に対する考え方
-
スレッドプールの使用率が高い場合でも,スレッドプールに空きがあるときはパフォーマンスに大きな影響はありません。しかし,スレッドプールに空きがなくなった場合は,スレッド割り当て待ちが発生してリクエストへの応答時間が長くなってしまいます。
- 対処方法
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スレッドプール使用率が高くなった要因を調査してください。主な要因としては,リクエスト数の増大が考えられます。この場合,十分な応答性能が維持できるようにスレッドプールサイズを調整してください。
Thread Poolアラームの詳細については,「5. 監視テンプレート」の「Thread Pool」を参照してください。