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JP1 Version 11 JP1/Performance Management - Agent Option for IBM Lotus Domino


4.1.2 ドミノクラスタシステム

〈この項の構成〉

(1) ドミノクラスタシステムでのドミノサーバの構成

Lotus Notes/Dominoのドミノクラスタは,ドミノデータベースのクラスタ複製機能を用いたアプリケーションレベルのクラスタシステムです。ドミノクラスタを使用すると,ユーザーに安定したデータアクセスを提供しながら,サーバ間の負荷を均等に分散して,サーバのパフォーマンスを向上できます。データベースはクラスタメンバー内のサーバ間で絶えず同期をとって複製されます。

複数のノードで負荷を分散して処理することで,スケーラビリティと耐障害性が向上します。

ドミノクラスタの詳細については,Lotus Notes/Dominoのヘルプを参照してください。

(2) ドミノクラスタシステムでのPFM - Agent for Dominoの構成

ドミノクラスタシステムでPFM - Agent for Dominoを運用する場合は,次のような構成で運用します。

図4‒2 ドミノクラスタシステムでのPFM - Agent for Dominoの構成例

[図データ]

各ノードでは固有のサーバ名を持つドミノが動作しています。PFM - Agent for Dominoは各ノードのドミノサーバを監視します。

単体のノードと同様に,各ノードでPFM - Agent for Dominoをセットアップし,各ノードのドミノサーバを監視する構成にします。この場合,クラスタソフトには登録しません。

注意

ドミノクラスタでPFM - Agent for Dominoを運用し,ドミノサーバを監視する場合は,単体のノードが多数あるシステムと同様に運用します。通常の非クラスタシステムと同じように運用してください。