2.7.3 インスタンス環境の更新
インスタンス環境を更新したい場合は,インスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。インスタンス情報の設定は,PFM - Agentホストで実施します。
インスタンス名を確認するには,jpcconf inst listコマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setupコマンドを使用します。
インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。
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インスタンス名を確認する。
インスタンス環境で動作しているPFM - Agent for HiRDBを示すサービスキーを指定して,jpcconf inst listコマンドを実行します。
例えば,PFM - Agent for HiRDBのインスタンス名を確認したい場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpcconf inst list -key HiRDB
設定されているインスタンス名がHRD1の場合,HRD1と表示されます。
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更新する情報を確認する。
インスタンス環境で更新できる情報を次に示します。
表2‒25 PFM - Agent for HiRDBのインスタンス情報 項目
説明
設定できる値
デフォルト値
PDDIR
監視対象のHiRDBシステムのシステムマネジャを含むHiRDBユニットのHiRDB運用ディレクトリのパス(環境変数PDDIRの値)。
200バイト以内のパス名
インスタンス環境の更新前の設定値
PDCONFPATH
監視対象のHiRDBシステムのシステムマネジャを含むHiRDBユニットの環境変数PDCONFPATHの値。
「PDDIRの値\conf」が設定されます。
205バイト以内のパス名
HiRDB_user
DBA権限を持つHiRDB認可識別子。大文字と小文字を区別する場合は全体を"(引用符)で囲んでください。囲まなければすべて大文字として扱われます。
10バイト以内の文字列
HiRDB_password
HiRDB_userに対応するパスワード。大文字と小文字を区別する場合は全体を"(引用符)で囲んでください。囲まなければすべて大文字として扱われます。
32バイト以内の文字列
HiRDB_admin
HiRDB管理者。
128バイト以内の文字列
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更新したいインスタンス環境のPFM - Agent for HiRDBのサービスが起動されている場合は,停止する。
jpcconf inst setupコマンド実行時に,更新したいインスタンス環境のサービスが起動されている場合は,確認メッセージが表示され,サービスを停止できます。サービスを停止した場合は,更新処理が続行されます。サービスを停止しなかった場合は,更新処理が中断されます。
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更新したいインスタンス環境のPFM - Agent for HiRDBを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setupコマンドを実行する。
例えば,PFM - Agent for HiRDBのインスタンス名HRD1のインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpcconf inst setup -key HiRDB -inst HRD1
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HiRDBのインスタンス情報を更新する。
表2-25に示した項目を,コマンドの指示に従って入力します。現在設定されている値が表示されます(ただしHiRDB_passwordの値は表示されません)。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。
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更新したインスタンス環境のサービスを再起動する。
サービスの起動方法および停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,サービスの起動と停止について説明している章を参照してください。コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」を参照してください。