IMAP4(PI_IMP4)
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機能
IMAP4(PI_IMP4)レコードには,IMAP4サービスに関する応答時間の情報が格納されます。このレコードは複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目 |
デフォルト値 |
変更可否 |
---|---|---|
Collection Interval |
360 |
○ |
Collection Offset |
0 |
○ |
Log |
No |
○ |
LOGIF |
空白 |
○ |
Over 10 Sec Collection Time |
No |
× |
ODBCキーフィールド
PI_IMP4_MSR_COND_ID
ライフタイム
なし
レコードサイズ
-
固定部:681バイト
-
可変部:380バイト
フィールド
View名 (Manager名) |
説明 |
要約ルール |
形式 |
デルタ |
データソース |
---|---|---|---|---|---|
Data Transfer Time (DATA_TRANS_TIME) |
データ転送時間(秒)。図10-6の(7)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Deletion Time (DELETION_TIME) |
削除時間(秒)。図10-6の(8)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
DNS Time (DNS_TIME) |
DNS時間(秒)。図10-6の(4)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Download Count (DOWNLOAD_COUNT) |
取得したメール数(通)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
IMAP Time (IMAP4_TIME) |
IMAP4時間(秒)。図10-6の(3)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Preprocessing Time (PRE_PROCESS_TIME) |
前処理時間(秒)。図10-6の(6)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Setup Time (SETUP_TIME) |
セットアップ時間(秒)。図10-6の(2)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
TCP Connection Time (TCP_CON_TIME) |
TCP接続時間(秒)。図10-6の(5)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Throughput (THROUGHPUT) |
メール取得のスループット(ビット/秒)。総メールサイズおよびデータ転送時間によって決まる。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Total Amount of Data (TOTAL_DATA_SIZE) |
IMAP4プローブと計測対象サーバがTCPコネクション上でやり取りした総データ量(バイト)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Total Response Time (TOTAL_RESP_TIME) |
総応答時間(秒)。図10-6の(1)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Total Size of Email (TOTAL_EMAIL_SIZE) |
取得したメールサイズの合計(バイト)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
IMAP4シーケンスを次の図に示します。
IMAP4の動作環境および注意事項
IMAP4プローブは,指定されたユーザーあてに届いたメールの受信が完了するまでに掛かった時間を計測します。
IMAP4の動作環境および注意事項について,次に説明します。
メールサイズ
IMAP4プローブでのメールサイズは,受信するヘッダーと本文を合わせたメール全体のサイズです。取得するメールサイズの上限値は特に制限しません。
メールの削除
IMAP4プローブは,INBOXにある新着メールを取得します。削除実行を指定すると,INBOXにあるメールはすべて削除されます。次回計測時には計測メール数が0に対する計測をすることになるため,次回計測の前に再度,計測用メールを送信してください。
削除方式
IMAP4でのメールの削除方式には,論理的な削除と物理的な削除の2種類があります。このうち,IMAP4プローブでのメール削除は,物理的な削除を行います。これは,SMTPプローブなどが定期的に送信するメールをIMAP4プローブで受信する場合に,メールが蓄積しないようにするためです。
準拠するRFC
-
RFC1733:DISTRIBUTED ELECTRONIC MAIL MODELS IN IMAP4
-
RFC2060:INTERNET MESSAGE ACCESS PROTOCOL - VERSION 4rev1
-
RFC2683:IMAP4 Implementation Recommendations
-
RFC2822:Internet Message Format
RFCに準拠していない機能や制限事項については,前述の注意事項を参照してください。