8.1.1 XML形式の記述について
計測条件登録ファイル,コマンド登録ファイル,およびWebトランザクションファイルは,XML形式で作成します。XML形式で定義ファイルを作成する際の注意事項を説明します。
- 開始タグと終了タグ
-
XMLのタグは,必ず2つのタグ(開始タグと終了タグ)が対になる形式で,記述します。開始タグに対応する終了タグがない場合,および終了タグに対応する開始タグがない場合はエラーになります。なお,「<」と「>」で囲まれたタグ内には,空白,タブ,改行など,タグ名以外は入力しないでください。
- 要素
-
開始タグと終了タグに囲まれた部分を要素といいます。
<SAMPLE_TAG>・・要素・・</SAMPLE_TAG>
開始タグは,対応する終了タグと一致している必要があります。上記の例の場合,<SAMPLE_TAG>に対応する</SAMPLE_TAG>がなければエラーになります。
なお,要素がない場合は,開始タグと終了タグを1つにまとめて,次のように記述できます。
<SAMPLE_TAG/>
- 大文字・小文字の区別
-
XMLでは,大文字と小文字を区別します。各定義ファイルの書式に示されたとおりに,入力してください。
- 空白,タブ,改行の削除
-
要素の前後に入力された空白,タブ,および改行は削除され,要素として認識されません。
- 置き換えが必要な文字
-
次に示す文字は,XML構文で使用するため,要素の設定でこれらの文字の入力が必要な場合は,次の表に示す文字に置き換えてください。
表8‒2 置き換えが必要な文字 使用したい文字
置き換えて使用する文字列
&
&
<
<
>
>
"
"
'
'
- コメントの記述
-
コメントは,次の形式で記述します。
<!--コメント内容-->
なお,コメント中に「--」は記述できません。
- 改行コード
-
内容の途中に入力された改行コードはLF(0x0a)として扱われます。改行コードをCRLF(0x0d0a)として扱いたい場合は,改行コードの代わりに「
」と入力してください。