6.3.4 セットアップ
ここでは,クラスタシステムでPerformance Managementを運用するための,セットアップについて説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 言語環境を設定する
Windowsは言語環境を設定する個所が複数ありますが,設定はすべて統一しておく必要があります。
言語環境の設定手順については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の言語環境の設定について説明している個所を参照してください。
(2) PFM - Agent for Service Responseを登録する
Performance Managementシステムに,PFM - Agent for Service Responseを追加する場合には,PFM - Agent for Service Responseを登録するためのセットアップが必要です。
PFM - Agent for Service Responseの登録は,PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleで実施します。PFM - Managerのバージョンが08-50以降の場合は,PFM - Agentは自動的に登録されるため,登録作業は不要です。ただし,PFM - Managerのリリースノートに記載されていないデータモデルバージョンのPFM - Agentは,手動で登録する必要があります。PFM - Agent for Service Responseのデータモデルのバージョンについては,「付録H バージョン互換」を参照してください。
PFM - Agent for Service Responseを登録する手順は非クラスタシステムの場合と同じです。登録手順については,「3.1.4 PFM - Agent for Service Responseのセットアップ手順」を参照してください。
(3) 実行系ノードの論理ホスト環境をセットアップする
実行系ノードで,PFM - Agent for Service Responseの論理ホスト環境をセットアップします。
- 注意
-
セットアップを実施する前に,Performance Managementシステム全体で,Performance Managementシリーズプログラムのサービスをすべて停止してください。サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
(a) 共有ディスクをオンラインにする
共有ディスクがオンラインになっていることを確認します。共有ディスクがオンラインになっていない場合は,クラスタソフトからの操作やボリュームマネージャーの操作などで,共有ディスクをオンラインにしてください。
(b) PFM - Agent for Service Responseの論理ホスト環境をセットアップする
jpcconf ha setupコマンドを実行して論理ホスト環境を作成します。コマンドを実行すると,共有ディスクに必要なデータがコピーされ,論理ホスト用の定義を設定されて,論理ホスト環境が作成されます。
手順を次に示します。
-
jpcconf ha setupコマンドを実行して,PFM - Agent for Service Responseの論理ホスト環境を作成する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha setup -key SR -lhost jp1-halsr -d S:\jp1
論理ホスト名は,-lhostで指定します。ここでは,論理ホスト名をjp1-halsrとしています。DNS運用をしている場合はドメイン名を省略した論理ホスト名を指定してください。
共有ディスクのフォルダ名は,-dの環境フォルダ名に指定します。例えば-d S:\jp1と指定するとS:\jp1\jp1pcが作成されて,論理ホスト環境のファイルが作成されます。
-
jpcconf ha listコマンドを実行して,論理ホストの設定を確認する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha list -key all
作成した論理ホスト環境が正しいことを確認してください。
(c) 接続先PFM - Managerを設定する
jpcconf mgrhost defineコマンドを実行して,PFM - Agent for Service Responseを管理するPFM - Managerを設定します。なお,PFM - Managerのバージョンが08-50以降の場合は自動的に登録されるため,登録作業は不要です。
-
jpcconf mgrhost defineコマンドを実行して,接続先PFM - Managerを設定する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf mgrhost define -host jp1-hal -lhost jp1-halsr
接続先PFM - Managerのホスト名は,-hostオプションで指定します。接続先PFM - Managerが論理ホスト運用されている場合は,-hostオプションに接続先PFM - Managerの論理ホスト名を指定します。ここでは,PFM - Managerの論理ホスト名をjp1-halとしています。
また,PFM - Agent for Service Responseの論理ホスト名は,-lhostで指定します。ここでは,PFM - Agent for Service Responseの論理ホスト名をjp1-halsrとしています。
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf mgrhost defineコマンドは非対話形式でも実行できます。jpcconf mgrhost defineコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
(d) PFM - Agent for Service Responseの起動オプションの設定
クラスタ運用をする場合の起動オプションとして,Probe動作条件定義ファイルの設定を変更します。
-
Probe動作条件定義ファイルの[Cluster]セクションのshared_directoryに共有フォルダを設定する。
PFM - Agent for Service Responseでは,実行系・待機系の切り替え時に情報を共有するため,共有ディスク上のフォルダ配下に,次の表に示すファイルを作成します。共有ファイルの格納先フォルダを次の表に示します。
表6‒3 共有ファイルの格納先フォルダ 共有ファイルの種別
共有ファイルの格納先フォルダ
レポートファイル
共有ディスク上のフォルダ\jp1pc\agtv\probe\report
レポート一時ファイル
共有ディスク上のフォルダ\jp1pc\agtv\probe\tmp
計測条件登録ファイル
共有ディスク上のフォルダ\jp1pc\agtv\probe\task\esp
共有ファイルの格納先フォルダに関する留意事項は次のとおりです。
-
共有ディスク上のフォルダ配下に必要なフォルダは,あらかじめ作成しておく必要があります。
-
計測条件登録ファイルに関連する,インストール先フォルダ\agtv\probe\task\esp配下のファイル(esptask.dtd,esptask.xml)は,あらかじめ共有ディスク上にコピーしておく必要があります。
注意
-
計測条件登録ファイルに関連するファイル(esptask.dtd,esptask.xml)は,論理環境作成後に,共有ディスク上にコピーしてもかまいません。
-
次のどれかの操作を行った場合,共有ディスク上の計測条件登録ファイルが設定されます。
・PFM - Web Consoleから計測条件を設定する。
・IE RecorderからIEシナリオを簡易登録する。
-
計測条件登録ファイルを直接編集する運用の場合,物理ホスト上で編集したあと共有ディスク上にコピーするか,または共有ディスク上の計測条件登録ファイルを直接編集してください。
Probe動作条件定義ファイル(esp.conf)の[Cluster]セクションに,次の両方の設定が必要です。
-
shared_directoryに,表6-3の「共有ファイルの格納先フォルダ」にあたるパスを指定する。
-
cluster_flagに「Y」を指定する。
共有ディスク上のフォルダ配下の構成例を次に示します。この例の場合,Probe動作条件定義ファイルの[Cluster]セクションのshared_directoryには,「T:¥shdsk」を指定する必要があります。
- (例)共有ディスク上のフォルダとして「T:¥shdsk」を指定する場合
-
T:¥shdsk¥jp1pc¥agtv¥probe¥report
T:¥shdsk¥jp1pc¥agtv¥probe¥tmp
T:¥shdsk¥jp1pc¥agtv¥probe¥task¥esp
-
-
Probe動作条件定義ファイルの[General]セクションのie_service_flagに「Y」を設定する。
IEシナリオを計測する場合は,設定する必要があります。
- 注意
-
バージョンアップインストールした場合は,Probe動作条件定義ファイルの[General]セクションにie_service_flagが追加されないので,追加して設定を変更してください。
これ以外の起動オプションの設定については,「3.1.4 PFM - Agent for Service Responseのセットアップ手順」を参照してください。また,Probe動作条件定義ファイルの詳細については,「8.2 Probe動作条件定義ファイル(esp.conf)」を参照してください。
Webトランザクションの定義でWeb Recorderを使用する場合は,Web Recorder動作条件定義ファイルを編集します。Web Recorder動作条件定義ファイルの詳細については,「8.4 Web Recorder動作条件定義ファイル(wr.conf)」を参照してください。
IEシナリオの定義でIE Recorderを使用する場合は,IE Recorder動作条件定義ファイルを編集します。IE Recorder動作条件定義ファイルの詳細については,「8.8 IE Recorder動作条件定義ファイル(jpcvierec.conf)」を参照してください。
ユーザー定義コマンドを使用する場合は,コマンド登録ファイル(espcommand.xml)を編集します。コマンド登録ファイルの詳細については,「8.6 コマンド登録ファイル(espcommand.xml)」を参照してください。
(e) サービスのログオンアカウントの設定
次の手順で,論理ホストのExtensible Service IE Probeサービスのログオンアカウントを設定してください。
-
Windowsの[スタート]−[管理ツール]−[サービス]を選択し,[サービス]画面を表示する。
-
Extensible Service IE Probeを選択し,メニューバーの[操作]−[プロパティ]を選択し,[Extensible Service IE Probeのプロパティ]画面を表示する。
-
[ログオン]タブの[アカウント]をチェックし,[参照]ボタンを有効にする。
-
[アカウント]ボックスにサービスの実行アカウント名※を入力する。
アカウント名は,[参照]ボタンを押して表示されるダイアログから入力できます。
- 注※
-
サービスの実行アカウント名は計測用アカウントにしてください。
-
[パスワード]ボックスにパスワードを入力し,パスワードを確認して[OK]ボタンを選択する。
(f) その他のPerformance Managementシリーズプログラムの論理ホスト環境をセットアップする
PFM - Agent for Service Responseのほかに,同じ論理ホストにセットアップするPFM - ManagerやPFM - Agentがある場合は,この段階でセットアップしてください。
セットアップ手順については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」,または各PFM - Agentマニュアルの,クラスタシステムでの運用について説明している章を参照してください。
(g) ネットワークの設定をする
ファイアウォールがあるネットワーク環境でPerformance Managementシリーズプログラムを運用する場合だけに必要な設定です。ファイアウォール経由でPerformance Managementシリーズプログラム間の通信をする場合には,jpcconf portコマンドを使用してポート番号を設定します。
ポート番号の設定方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Windows用のインストールとセットアップについて説明している章,およびクラスタシステムでの構築と運用について説明している章を参照してください。
また,複数のLANに接続されたネットワーク環境でPerformance Managementを運用するときに使用するIPアドレスを指定したい場合は,IPアドレスの設定をします。IPアドレスを設定したい場合は,jpchostsファイルの内容を直接編集します。
IPアドレスの設定方法については,マニュアル「JP1/Performance Management設計・構築ガイド」のWindows用のインストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
- 注意
-
jpchostsファイルを編集した場合は,jpchostsファイルを実行系ノードから待機系ノードにコピーしてください。
(h) ログのファイルサイズ変更をする
Performance Managementの稼働状況を,Performance Management独自のログファイルに出力します。このログファイルを「共通メッセージログ」と呼びます。共通メッセージログは,デフォルトで2,048キロバイトのファイルが2個使用されます。このファイルサイズを変更したい場合にだけ,必要な設定です。
詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management設計・構築ガイド」の,Windows用のインストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
(i) パフォーマンスデータの格納先を変更する
PFM - Agentで管理されるパフォーマンスデータを格納するデータベースの保存先,バックアップ先,エクスポート先,またはインポート先のフォルダを変更したい場合にだけ必要な設定です。設定方法については,「3.4.1 パフォーマンスデータの格納先の変更」を参照してください。
(j) 動作ログ出力を設定する
アラーム発生時に動作ログを出力したい場合に必要な設定です。動作ログとは,システム負荷などのしきい値オーバーに関するアラーム機能と連動して出力される履歴情報です。
設定方法については,「付録I 動作ログの出力」を参照してください。
(k) 論理ホスト環境定義をエクスポートする
PFM - Agent for Service Responseの論理ホスト環境が作成できたら,環境定義をファイルにエクスポートします。エクスポートでは,その論理ホストにセットアップされているPerformance Managementシリーズプログラムの定義情報を一括してファイル出力します。同じ論理ホストにほかのPerformance Managementシリーズプログラムをセットアップする場合は,セットアップが一とおり済んだあとにエクスポートしてください。
論理ホスト環境定義をエクスポートする手順を次に示します。
-
jpcconf ha exportコマンドを実行して,論理ホスト環境定義をエクスポートする。
これまでの手順で作成した論理ホスト環境の定義情報を,エクスポートファイルに出力します。エクスポートファイル名は任意です。
例えば,lhostexp.txtファイルに論理ホスト環境定義をエクスポートする場合,次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha export -f lhostexp.txt
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf ha exportコマンドは非対話形式でも実行できます。jpcconf ha exportコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
(4) 待機系の論理ホスト環境をセットアップする
待機系ノードで,PFM - Agent for Service Responseの論理ホスト環境をセットアップします。
(a) 論理ホスト環境定義をインポートする
実行系ノードからコピーしたエクスポートファイルを,待機系ノードにインポートします。
実行系ノードで作成した論理ホストのPerformance Managementシリーズプログラムを,待機系ノードで実行するための設定には,jpcconf ha importコマンドを使用します。1つの論理ホストに複数のPerformance Managementシリーズプログラムがセットアップされている場合は,一括してインポートされます。
なお,このコマンドを実行するときには,共有ディスクをオンラインにしておく必要はありません。
-
jpcconf ha importコマンドを実行して,論理ホスト環境定義をインポートする。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha import -f lhostexp.txt
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf ha importコマンドは非対話形式でも実行できます。jpcconf ha importコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
コマンドを実行すると,待機系ノードの環境を,エクスポートファイルの内容と同じ環境になるように設定変更します。これによって,論理ホストのPFM - Agent for Service Responseを起動するための設定が実施されます。
また,セットアップ時にjpcconf portコマンド固定のポート番号を設定している場合も,同様に設定されます。
-
jpcconf ha listコマンドを実行して,論理ホストの設定を確認する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha list -key all
実行系ノードでjpcconf ha listコマンドを実行したときと同じ内容が表示されることを確認してください。
(b) PFM - Agent for Service Response用各定義ファイルをコピーする
「(3)(d) PFM - Agent for Service Responseの起動オプションの設定」で作成した各定義ファイルを,実行系ノードから待機系ノードにコピーします。
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Probe動作条件定義ファイル(esp.conf)を,実行系ノードから待機系ノードにコピーする。
インストール先フォルダ\agtv\probe\conf
-
Webトランザクションを定義した場合,Web Recorder動作条件定義ファイル(wr.conf)およびWebトランザクションファイルを,実行系ノードから待機系ノードにコピーする。
インストール先フォルダ\agtv\probe\conf インストール先フォルダ\agtv\probe\webtrans配下のファイル
-
IEシナリオを定義した場合,IE Recorder動作条件定義ファイル(jpcvierec.conf)およびIEシナリオファイルを,実行系ノードから待機系ノードにコピーする。
インストール先フォルダ\agtv\probe\conf インストール先フォルダ\agtv\probe\iescena配下のファイル
-
ユーザー定義コマンドを使用する場合は,コマンド登録ファイル(espcommand.xml)およびユーザー定義コマンドを,実行系ノードから待機系ノードにコピーする。
インストール先フォルダ\agtv\probe\conf インストール先フォルダ\agtv\probe\user配下のファイル
-
パスワードを登録した場合,パスワードファイル(esp.pdb)を,実行系ノードから待機系ノードにコピーする。
インストール先フォルダ\agtv\probe\passwd
-
HTTPSの計測で,サーバ認証やクライアント認証を適用する場合,待機系ノードにも証明書ファイルをコピーする。
(c) サービスのログオンアカウントの設定
待機系ノードで,「(3)(e) サービスのログオンアカウントの設定」を実行します。
(5) クラスタソフトへ登録する
Performance Managementシリーズプログラムを論理ホスト環境で運用する場合は,クラスタソフトに登録して,クラスタソフトからの制御でPerformance Managementシリーズプログラムを起動したり停止したりするように環境設定します。
ここでは,PFM - Agent for Service Responseをクラスタソフトに登録するときに設定する内容を説明します。
(a) クラスタソフトへPFM - Agent for Service Responseを登録する
PFM - Agent for Service Responseをクラスタソフトに登録するときの設定内容を説明します。
PFM - Agent for Service Responseの場合,次の表のサービスをクラスタに登録します。
- 重要
-
PFM - Managerの論理ホストと同居する場合の依存関係の設定については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のクラスタシステムでの構築と運用について説明している章を参照してください。
項番 |
名前 |
サービス名 |
依存関係 |
---|---|---|---|
1 |
PFM - Agent Store for ServiceResponse [LHOST] |
JP1PCAGT_VS [LHOST] |
IPアドレスリソース 物理ディスクリソース |
2 |
PFM - Agent for ServiceResponse [LHOST] |
JP1PCAGT_VA [LHOST] |
#1のクラスタリソース |
3 |
PFM - Action Handler [LHOST] |
JP1PCMGR_PH [LHOST] |
IPアドレスリソース 物理ディスクリソース |
4 |
Extensible Service IE Probe |
JP1PCVIE※1,※2 |
IPアドレスリソース 物理ディスクリソース |
5 |
Extensible Service Probe |
JP1ESP※1,※3,※4 |
IPアドレスリソース 物理ディスクリソース |
- 注※1
-
「Extensible Service IE Probe」サービスおよび「Extensible Service Probe」サービスは,「PFM - Agent for Service Response」サービスが起動・停止の制御を行っているため,クラスタソフトに登録する必要はありませんが,「Extensible Service IE Probe」サービスおよび「Extensible Service Probe」サービスを監視する場合には,クラスタソフトに登録してください。
「Extensible Service IE Probe」サービスおよび「Extensible Service Probe」サービスを監視する場合でクラスタソフトに登録し,個別に「PFM - Agent for ServiceResponse」サービスや「PFM - Agent Store for ServiceResponse」サービスを停止するときは,事前に「Extensible Service Probe」サービスおよび「Extensible Service IE Probe」サービスを停止してください。停止していない場合,クラスタソフトが「Extensible Service Probe」サービスおよび「Extensible Service IE Probe」サービスの異常を検知することがあります。
- 注※2
-
IEシナリオの監視を行わない場合は,登録する必要はありません。
- 注※3
-
タスクが登録されていない場合や,WebトランザクションファイルにXML文法エラーなどがあると,「Extensible Service Probe」サービスが停止します。
- 注※4
-
インターネットサービスおよびWebトランザクションの監視を行わない場合は,登録する必要はありません。
[LHOST]の部分は,論理ホスト名に置き換えてください。論理ホスト名がjp1-halsrの場合,サービスの名前は「PFM - Agent Store for Service Response [jp1-halsr]」,サービス名は「JP1PCAGT_VS [jp1-halsr]」のようになります。
WSFCの場合は,これらのサービスをWSFCのリソースとして登録します。各リソースの設定は次のようにします。
-
[リソースの種類]は「汎用サービス」として登録する。
-
[依存関係]を表6-4のとおりに設定する。
-
[スタートアップ パラメータ]および[レジストリのレプリケーション]は設定しない。
-
プロパティの[ポリシー]タブは,Performance Managementのプログラムの障害時にフェールオーバーするかどうか運用方法に合わせて設定する。
例えば,PFM - Agent for Service Responseの障害時に,フェールオーバーするように設定するには,次のように設定します。
-
[リソースが失敗状態になった場合は,現在のノードで再起動を試みる]をチェックする。
-
[再起動に失敗した場合は,このサービスまたはアプリケーションのすべてのリソースをフェールオーバーする]※をチェックする。
-
[指定期間内での再起動の試行回数]を,3回を目安に設定する。
- 注※
-
Windows Server 2012以降の場合は,[再起動に失敗した場合は,この役割のすべてのリソースをすべてフェールオーバーする]になります。
-
- 注意
-
クラスタに登録するサービスは,クラスタから起動および停止を制御しますので,OS起動時に自動起動しないよう[スタートアップの種類]を[手動]に設定してください。なお,jpcconf ha setupコマンドでセットアップした直後のサービスは[手動]に設定されています。
(7) クラスタシステムでの環境を設定する
Performance Managementシリーズプログラムのセットアップ終了後,PFM - Web Consoleから,運用に合わせて監視対象の稼働状況についてのレポートを表示できるようにしたり,監視対象で問題が発生したときにユーザーに通知できるようにしたりするために,Performance Managementシリーズプログラムの環境を設定します。
Performance Managementプログラムの環境の設定方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,クラスタシステムでの構築と運用について説明している章を参照してください。