1.2.5 複数の監視対象ホストのパフォーマンスデータを集約して監視・分析できます
PFM - RM for Platformは,監視対象ホストごとにパフォーマンスデータを監視・分析するだけでなく,各監視対象ホストのパフォーマンスデータを集約して監視・分析することもできます。
このときの個々の監視対象ホストを「リモートエージェント」とし,リモートエージェントを集約したものを「グループエージェント」と呼びます。
リモートエージェントとグループエージェントの概念について,次の図に示します。
グループエージェントとして収集される情報は,複数の監視対象ホストのパフォーマンスデータの平均値,合計値,最大値,または最小値などです。
なお,グループエージェントとして集約される対象は,同じインスタンスに属するリモートエージェントです。このため,パフォーマンスデータを集約したい監視対象ホストは,同じインスタンス環境に設定する必要があります。例えば,インスタンスを次のように設定すると,集約された複数の監視対象ホストの情報が,視覚的に分析できるようになります。
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仮想環境で運用している複数のゲストOSを1つのインスタンスに設定する。
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負荷分散を目的として複数のサーバを運用している場合などは,1つのインスタンスに設定する。
リモートエージェントやグループエージェントの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のPFM - RMのエージェントの管理について説明している章を参照してください。