17.2.5 コマンドの実行に関するトラブルシューティング
- 〈この項の構成〉
(1) jpctool service listコマンドを実行すると稼働していないサービス名が出力される
考えられる要因およびその対処方法を次に示します。
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Performance Managementプログラムのサービス情報を削除しないでPerformance Managementプログラムをアンインストールした
Performance ManagementプログラムをアンインストールしてもPerformance Managementプログラムのサービス情報はデータベースに残っています。jpctool service deleteコマンドを実行して,Performance Managementプログラムのサービス情報を削除してください。jpctool service deleteコマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
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Performance Managementプログラムのサービス情報を削除しないでマシンのホスト名を変更した
Performance Managementプログラムのサービス情報を削除しないでマシンのホスト名を変更した場合,以前のホスト名が付けられているサービスIDのサービス情報が,Master Managerサービスが管理しているデータベースに残っています。jpctool service deleteコマンドを実行して,Performance Managementプログラムのサービス情報を削除してください。jpctool service deleteコマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。また,ホスト名の変更方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
(2) jpctool db dumpコマンドを実行すると,指定したStoreデータベースと異なるデータが出力される
同じStoreサービスに対して,同じエクスポートファイル名を指定して,複数回jpctool db dumpコマンドを実行すると,先に実行した出力結果があとから実行された実行結果に上書きされます。同じStoreサービスに対して,複数回jpctool db dumpコマンドを実行する場合は,異なる名称のエクスポートファイルを指定してください。jpctool db dumpコマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
(3) 削除したエージェントが表示される
jpctool service deleteコマンド実行前にはアラームをアンバインドする必要があります。アンバインドしなかった場合は,削除したエージェントにバインドされていたアラームテーブルについて,削除したエージェントが表示されることがあります。次のように実行すると,この現象が発生します。
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PFM - Web Consoleの[アラーム階層]画面で,[バインドしたエージェントの表示]メソッドを選択
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jpctool alarm listコマンドを実行
この場合は次の手順を実施し回復してください。
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該当のアラームテーブルを別名にコピーする。
(例)アラームテーブル名:AAA -> AAA2
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該当のアラームテーブルを削除する。
(例)アラームテーブルAAAを削除
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手順1.でコピーしたアラームテーブルを元の名称にコピーする。
(例)アラームテーブル名:AAA2 -> AAA
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手順1.でコピーしたアラームテーブルを削除する。
(例)アラームテーブルAAA2を削除
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該当のアラームテーブルをバインドしていたエージェントに再度バインドする。