7.2.6 ログファイルの注意事項
メッセージログは,システム定義ファイル(jp1itslm.propertiesまたはjp1itslmur.properties)からのログ出力関連のプロパティ(loggerで始まるプロパティ)の設定値の読み込み処理が正常に終了するまでは出力されません。
ログ出力関連の設定値の読み込み処理が正常に終了しなかった場合,JP1/SLMはログファイルへの出力をしません。ただし,イベントログに出力できない状態になった場合は,JP1/SLMは終了します。
システム定義ファイルのログ出力関連のプロパティ(loggerで始まるプロパティ)について,指定範囲外の値を定義するなどの不正があった場合は,デフォルト値と認識されてJP1/SLM - ManagerまたはJP1/SLM - URの動作は継続します。
システム定義ファイルからのログ出力関連のプロパティ(loggerで始まるプロパティ)の設定値の読み込み処理が正常に終了したあと,システム定義ファイルでログ出力関連のプロパティの指定値を変更した場合,指定値の変更はプロセスの再起動後まで反映されません。
システム定義ファイルの次のプロパティの指定値を変更した場合,JP1/SLMを起動する前に,指定値を変更する前に出力されたフォルダおよびファイルを移動させ,メッセージログの出力先フォルダ内に空のsystemフォルダがある状態にする必要があります。
loggerCommandMessageFileCount
loggerCommandMessageMaxFileSize
loggerProcessCtrlMessageFileCount
loggerProcessCtrlMessageMaxFileSize
loggerWebSystemAnalysisMessageFileCount
loggerWebSystemAnalysisMessageMaxFileSize
ログファイルの出力には,JP1/SLMが動作するホストのデフォルトの文字コードが使用されます。そのため,JP1/SLMが動作するホストのデフォルトの文字コードで表現できない文字を使用すると,ログファイルに出力される文字(ログファイル内の情報)が文字化けします。