4.1　JP1/SLMを使用した監視作業の概要

JP1/SLMでは，監視者がサービスの状況を監視できるようにすることで，監視対象サービスの安定運用を支援します。

監視対象サービスの状況の評価指標であるSLOが定められたシステムでは，SLOを遵守してサービスレベルを維持するために監視を実行します。JP1/SLMでは，監視した内容を基に，しきい値を超過する前に警告を通知します。警告の段階で適切な対処をすることで，SLOの遵守を実現し，監視対象サービスのサービス性能に異常が発生するのを防げます。また，監視した内容を月ごとのレポートとしてまとめることで，SLOを遵守していることを記録して報告できます。

ここでは，JP1/SLMを使用した監視の開始から停止までの流れ，およびJP1/SLMを使用した監視で使用する画面について説明します。