6.3.2 新規インストール時のセットアップ手順
JP1/Service Supportを新規でインストールした場合は,次の手順でセットアップします。なお,JP1/Service Supportの製品の違いによって,作業手順に差異はありません。
- 重要
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JP1/Service Support 11-00以降,クライアント環境変数グループの設定が不要になりました。
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案件管理DBの格納先や,JP1/Service Supportで使用するポート番号を変更する場合は,jsssetupinfo.batコマンドを編集します。jsssetupinfo.batコマンドの格納先を次に示します。
JP1/SSパス\conf\setup\jsssetupinfo.bat
jsssetupinfo.batコマンドのファイル形式を次に示します。
jsssetupinfo.batコマンドでは,次の内容を編集できます。「項目」に示す値以外を変更すると,エラーになります。
表6‒5 jsssetupinfo.batコマンドで編集できる内容 項目
説明
デフォルト値
IMSSDBDIR
案件管理DBの格納先フォルダ名※1
JP1/SSパス\db
IMSSDBPORT
案件管理DBサーバとの通信用のポート番号※2
24400
IMSSHTTPPORT
WWWサーバ,およびWWWブラウザーとの通信用のポート番号※2
24401
IMSSWEBCONPORT
WWWコンテナサーバとWWWサーバの連携用のポート番号※2
24402
IMSSWEBSHUPORT
WWWコンテナサーバとの通信をシャットダウンするときに使用するポート番号※2
24403
IMSSWEBHTTPPORT
システム設定用のWWWサーバとの通信用ポート番号※2
24404
- メモ
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jsssetupinfo.batコマンドでは,モデルファイル(JP1/SSパス\conf\setup\jsssetupinfo.bat.model)を提供しています。モデルファイルはjsssetupinfo.batコマンドの内容をリセットする場合に利用してください。jsssetupinfo.batコマンドを削除し,モデルファイルをコピー,リネームすることでjsssetupinfo.batコマンドとして使用できます。
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jsssetup.batコマンドを実行する。
スタートメニューの[プログラム]−[JP1_Service Support]−[JP1_SSコマンドプロンプト]を起動して,jsssetup.batコマンドを実行し,JP1/Service Supportをセットアップします。引数には-sオプションを指定してください。
その他の引数は,運用に合わせて次のように指定してください。jsssetup.batコマンドの詳細については,「12. コマンド」の「jsssetup.bat(セットアップ)」を参照してください。
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メールで案件を登録したい場合は,マスターシステムおよび一時受付プロセスワークボードを作成する,-tオプションを指定してください。なお,マスターシステムおよび一時受付プロセスワークボードは,セットアップ時以外にもマスターシステム・一時受付プロセスワークボード作成コマンドで作成できます。詳細については,「12. コマンド」の「jsscreatesysandpwb(マスターシステム・一時受付プロセスワークボード作成)」を参照してください。
なお,案件管理DBサイズの判断基準については,リリースノートを参照してください。
また,ユーザーアカウント制御機能が有効で,Administrator以外のAdministrators権限を持つユーザーの場合,管理者として実行する設定に変更してから,コマンドを実行してください。管理者として実行する設定への変更については,「12. コマンド」の「コマンド一覧」を参照してください。
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ODBCデータソースを設定する。
JP1/Service Supportとデータベースを接続するために,ODBCデータソースを設定します。
次のファイルを実行して,ODBCデータソースアドミニストレータを起動します。
システムドライブ:\WINDOWS\SysWOW64\odbcad32.exe
[システムDSN]タブを開いて,システムデータソースに「HiRDB ODBC3.0 Driver」を追加し,次の情報を設定します。
設定項目
設定内容
DSN
jp1imss
PDHOST(HOST name)
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PDNAMEPORT(HiRDB port number)
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HiRDB Client environment definition file name(absolute path name)
JP1/SSパス\dbms\db\CONF\emb\HiRDB.ini
[OK]ボタンをクリックすると,データソースが登録されます。
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jsschauthorityserverコマンドを実行する。
LDAPサーバを認証サーバとする,またはJP1/Baseの認証機能を使用する場合,jsschauthorityserverコマンドを実行し,認証サーバを切り替えてください。LDAPサーバを認証サーバとしない,またはJP1/Baseの認証機能を使用しない場合,この手順は不要です。
jsschauthorityserverコマンドの詳細については,「12. コマンド」の「jsschauthorityserver(認証サーバ切り替え)」を参照してください。
メイン画面の[ヘルプ]ボタンからHTMLマニュアルを表示させたい場合は,JP1/Service Supportにマニュアルを組み込む必要があります。組み込みの手順については,「6.8 マニュアルの組み込み手順」を参照してください。
なお,案件保存DBを使用する場合,案件保存DBも同時にセットアップできます。案件保存DBのセットアップ手順については,「11.2.10 案件保存DBの構築」を参照してください。