3.17.2 ロール管理
JP1/Service Supportのロール管理機能では,JP1/Service Supportを操作する際に利用できるロールの情報と,そのロールに所属するユーザーを管理します。
ロールには,システムロールとユーザー作成ロールの2種類があります。
(1) システムロール
システムロールとは,システム管理者向けに用意されたロールです。システムロールのロールIDは変更できません。また,システムロールは,ユーザー作成ロールと異なり削除できません。
システムロールを次の表に示します。
システムロール種別 (ロールID) |
説明 |
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ユーザー管理ロール (_jp1user) |
このロールに所属するユーザーは,次の権限を持つ。
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プロセスワークボード管理ロール (_jp1ITsystem) |
このロールに所属するユーザーは,次の権限を持つ。
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作業管理ロール (_jp1workmgr) |
このロールに所属するユーザーは,次の権限を持つ。
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(2) ユーザー作成ロール
ユーザー作成ロールとは,プロセスワークボードを管理する際の,作業分担,役割に応じてユーザーが任意に作成,定義できるロールのことです。
(a) ユーザー作成ロールの定義情報
ユーザー作成ロールとして定義できる情報を次の表に示します。
項目 |
説明 |
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ロールID |
ロールを識別するためのID |
ロール名 |
ロールの表示名 |
コメント |
ロールの補足情報 |
(b) ユーザー作成ロールの追加,編集,削除
ユーザー作成ロールは,JP1/Service Supportの画面を使って追加,編集,削除できます。ただし,ユーザー作成ロールを追加,編集,削除する場合には,ユーザー管理ロールと呼ばれるロール権限が必要となります。
ユーザー作成ロールの追加,編集,削除で使用する画面を次の表に示します。
目的 |
画面名 |
---|---|
ユーザー作成ロールの追加 |
[ロール作成]画面([ロール管理]画面から呼び出す) |
ユーザー作成ロールの編集 |
[ロール編集]画面([ロール管理]画面から呼び出す) |
ユーザー作成ロールの削除 |
[ロール管理]画面 |
設定の詳細については,「9.3 ロールの作成」を参照してください。
(3) ロールとユーザーのマッピング
システムロール,およびユーザー作成ロールは,[ロール管理]画面に表示されます。この画面上で各ロールに対し,所属ユーザーを割り当てていくことでロールとユーザーのマッピングができます。なお,ユーザーは,複数のロールに所属できます。
ロールとユーザーのマッピングを次の図に示します。
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図中の番号に従って説明します。
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ロールとユーザーをマッピングする場合,[ロール管理]画面の上部フレームでユーザーの割り当てを行うロールを選択します。選択すると,[ロール管理]画面の下部フレームにマッピングされているユーザーが一覧表示されます。
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メニューから[アクション]−[メンバー追加]を選択し,[ユーザー選択]画面を呼び出します。
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[ユーザー選択]画面で該当ロールに割り当てるユーザーを選択し,メニューから[設定]を選択すると,[ロール管理]画面の下部フレームにその設定が反映されます。