3.3.5 関連案件の表示
案件をエスカレーションすると,エスカレーション元の案件とエスカレーション先の案件が関連づけられます。関連づけられた案件があるかどうかは,メイン画面(案件一覧)の案件一覧で確認できます。
また,関連づけられた案件の最新の状況は,[関連案件状態]画面で確認できます。[関連案件状態]画面には,関連づけられたすべての案件が一覧表示されます。
[関連案件状態]画面を次の図に示します。
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[関連案件状態]画面の表示項目を次の表に示します。
項目 |
説明 |
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システム |
案件が登録されている対象システム名。 |
プロセス |
案件が登録されているプロセス名。プロセス表示名が表示される。 |
案件ID |
JP1/Service Support内で,案件を一意に識別するためのID。プロセスワークボード作成時に設定したプロセスワークボードIDと,プロセスワークボード内での案件の通し番号を組み合わせた値。なお,このIDは自動で設定される。 |
ステータス |
現在の案件の状態。ステータスの種類については,「3.6.1(2) ステータスの変更」を参照のこと。 |
エスカレーション元案件ID |
エスカレーション元の案件ID。 |
エスカレーション先案件ID |
エスカレーション先の案件ID。 |
エスカレーションによって関連づけられた案件の関連を表すID。JP1/Service Support内での関連案件通し番号※と,エスカレーションごとに上がる番号を組み合わせた値。関連案件通し番号が同じ案件は,エスカレーションによって関連づけられた案件だとわかる。また,エスカレーションごとに上がる番号によって,その案件が何回エスカレーションしたかわかる。なお,このIDは自動で設定される。 |
- 注※
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関連案件通し番号とは,JP1/Service Support内で作成された案件を一意に識別するための通し番号です。案件をエスカレーションした場合は,元の案件と同じ関連案件通し番号となります。プロセス間ID,関連案件通し番号およびエスカレーションごとに上がる番号の関係を次の図に示します。
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なお,次の条件に当てはまる案件も,関連案件として[関連案件状態]画面に表示されますが,詳細な情報を表示できません。ただし,プロセスワークボード管理ロールに所属するユーザーは,詳細な情報を表示できます。
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メイン画面(案件一覧)で削除した案件
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登録していた対象システムが削除され,削除待ちとなっている案件
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登録していたプロセスワークボードが削除され,削除待ちとなっている案件
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jssitemdeletionコマンドの実行によって,削除待ちとなっている案件
- 注意事項
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jssdelrecコマンドによって案件管理DBからも案件を削除すると,[関連案件状態]画面にも案件は表示されなくなります。また,案件の関連状態もあわせて削除されるため,案件の関連が正しく表示されないことがあります。
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案件保存DBを使用している場合,jssstoreitemdelコマンドによって保存案件を削除すると,[関連案件状態]画面にも保存案件は表示されなくなります。また,案件の関連状態もあわせて削除されるため,案件の関連が正しく表示されないことがあります。
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[関連案件状態]画面でできる操作について,次に示します。
- 表示内容からの情報呼び出し
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「案件ID」,「エスカレーション元案件ID」,「エスカレーション先案件ID」のアンカーをクリックすると,詳細または関連情報が表示されます。