admdbrorg(データベースの再編成)
機能
データベースを再編成します。Administrator権限を持つユーザで実行してください。
形式
admdbrorg [△-w△作業用フォルダ] [△-c] [△-y]
コマンドを実行できるサーバ
-
JP1/Audit Management - Managerをインストールしたサーバ
格納先フォルダ
JP1/Audit Management - Managerのインストール先フォルダ\bin
引数
-w△作業用フォルダ
データベースの再編成時に使用する作業用フォルダをフルパスで指定します。
次のことに注意してください。
-
ローカルディスク上のパスを指定してください。ネットワークドライブ上のフォルダは作業用フォルダとして使用できません。ドライブ直下のパスは指定しないでください。
-
作業用フォルダには,NTFS上のフォルダ名を指定してください。FAT,FAT32上のフォルダ名を指定した場合,環境によっては,ファイルシステムの制限によって処理に失敗する場合があります。
-
十分な空き容量があるディスクのフォルダを指定してください。
指定したフォルダが存在しない場合,コマンド実行時に作成されます。
なお,この引数を省略した場合,JP1/Audit Management - Managerのインストール先フォルダ\db\tmpが作業用フォルダとして設定されます。
-c
再編成実行前に-wオプションで指定した作業用フォルダに必要なサイズの空き容量があるかどうかをチェックする場合に指定します。作業用フォルダで必要なディスク容量については「4.6.3(2) データベースの操作時に必要なディスク容量」を参照してください。
次のことに注意してください。
-
必要なサイズの空き容量がない場合は,再編成処理を実行しないでエラーとなります。
-
このオプションを指定しないときに正常に実行できた場合でも,このオプションを指定して実行した場合,作業用領域不足によるエラーとなることがあります。
作業用領域が不足した場合,データベースが閉塞するなどの障害になるので,このオプションを指定して実行するようにしてください。
-y
確認メッセージの出力を省略して,コマンドの実行と同時に処理を開始したい場合に指定します。
この引数を省略した場合,コマンドを実行すると確認メッセージが表示され,メッセージに応答するまで処理が実行されません。実行する場合はYまたはyを,実行を中断する場合はNまたはnを入力してください。
注意事項
-
このコマンドを実行する前にJP1/Audit Management - ManagerのサービスとWorld Wide Web Publishing Serviceサービスを停止してください。JP1/Audit Management - Managerのサービスの動作中にコマンドを実行した場合,サービス動作中を示すメッセージが表示され,コマンドの実行は中断されます。停止するJP1/Audit Management - Managerのサービスの詳細は「10.1.1 データベースマネージャの起動方法」の手順1を参照してください。
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このコマンドを実行して正常終了しなかった場合,データベースが不整合な状態になり,使用できなくなる場合があります。そのため,事前にデータベースのバックアップを取得してください。
-
このコマンドの実行時間は,データベースのサイズと格納されているデータ量に依存します。
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
コマンドの処理が正常に終了しました。 |
1 |
コマンド引数の指定に誤りがあります。 |
2 |
コマンドの実行権限がありません。 |
3 |
同一マシン上で,すでにほかのデータベース管理コマンドが実行されています。 |
4 |
ユーザによってコマンド実行が中断されました。 |
6 |
JP1/Audit Management - Managerのサービスが動作しています。 |
12 |
作業用領域として必要なサイズの空き容量がありません。 |
99 |
その他のエラーが発生しました。 |