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JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


付録F.2 正規表現を拡張した場合に使用できる拡張正規表現

JP1製品では,正規表現を拡張すると,WindowsとUNIXで共通の正規表現を使用できるようになります。正規表現を拡張したい場合は,「3.4.4 使用する正規表現を拡張する」を参照して設定してください。なお,UNIXの場合は,各OSによって適用される拡張正規表現が異なります。HP-UX,Solaris,またはAIXの場合はXPG4に準拠した拡張正規表現,Linuxの場合はPOSIX1003.2に準拠した拡張正規表現が適用されます。Windowsの場合は,XPG4の拡張正規表現の文法に準じます。ここでは,拡張正規表現のうち,使用頻度が高そうな正規表現について説明します。

拡張した場合に使用できる正規表現を次に示します。

文字列

指定の文字列の行に一致します。

^文字列

行頭にある指定の文字列に一致します。

文字列$

行末にある指定の文字列に一致します。なお,^と併用すると,指定した文字列だけの行に一致します。

^文字列$

指定の文字列だけの行に一致します。

^$

空行に一致します。

.(ピリオド)

「改行文字」以外の任意の1文字に一致します。

[文字列]

[ ]内の文字列に指定された文字のどれかに一致します。

[文字-文字]

文字コードの昇順で範囲内のどれか1文字に一致します。

[^文字-文字]

文字コードの昇順で範囲外のどれか1文字に一致します。

文字*

直前の文字が0回以上繰り返されている文字列に一致します。

正規表現|正規表現

左右の正規表現のどちらかに一致します。

\特殊文字

特殊文字を通常文字として扱います。

(正規表現)

正規表現をグループ化します。