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JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


jcocmdconv

〈このページの構成〉

機能

バージョン7以前のJP1/Baseのコマンド実行の履歴を,バージョン8以降用のコマンド実行履歴ファイル(ISAM)に移行します。jcocmdconvコマンドを実行しないと,バージョン7以前に蓄積されたコマンド実行履歴が参照できません。

バージョン7以前のJP1/Baseから,バージョン8以降のJP1/Baseにバージョンアップしたあと,コマンド実行履歴のあるマネージャーホスト上で一度だけ実行してください。クラスタ運用している場合は,物理ホスト,論理ホストのそれぞれで実行してください。jcocmdconvコマンドは物理ホスト,論理ホストで同時実行できますが,物理ホストで複数のjcocmdconvコマンドを同時に実行することはできません。

形式

jcocmdconv [-h 論理ホスト名]

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

インストール先フォルダ\bin\

UNIXの場合

/opt/jp1base/bin/

引数

-h 論理ホスト名

クラスタシステムで運用している場合に,論理ホスト名を指定します。省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。クラスタシステムを使用していない場合には指定は不要です。

注意事項

戻り値

0

正常終了

2

パラメーターが不正

3

論理ホストがない

4

メモリーエラー

5

ディスクファイルエラー

6

保存先ファイルがすでにある

7

コマンドがシグナルに中断された

8

実行権限エラー

32

共通定義アクセスエラー

41

ファイルアクセスエラー

42

ほかのjcocmdconvコマンドが実行中

255

そのほかのエラー